100マイル(約160km)のアメリカンレコードの保持者はケトン体ランニング「ケトラン」を実行している

Zach Bitter は2015年に100マイル(約160km)のウルトラマラソンのアメリカンレコードを更新しました。11時間40分55秒と驚異的な記録です。しかもほとんどイーブンペースだったそうです。

彼はほとんど糖質を摂りません。トレーニングでもレースでも同じです。時には食事のわずか5%しか糖質がないこともあるようです。まさにケトランですね。そして彼によればだれでもできると言っています。

彼は高校や大学時代に、当然古い栄養学で、60%もの炭水化物を摂っていました。2010年にウルトラマラソンに参加し始めましたが、夜間に眠れず、日中は大きなエネルギーの揺れを感じ、足首の慢性の炎症に苦しめらたりして、理想的ではないことに気づきました。

そして、彼は分岐点を迎えました。一つの選択肢はトレーニング強度を元に戻すことでしたが、それをしたくはありませんでした。もう一つはJeff Volekに出会ったことで栄養を見直し、高脂肪の食事に変えることでした。これでスイッチが切り替わりました。

まさに私が江部先生と出会って、ケトランを始めた時と同じようです。もちろん私は記録保持者までにはなっていませんが。

彼は糖質制限をはじめて、2~4週間は運動時に倦怠感のようなものを感じていました。私ももう少し短い期間でしたが同じようでした。

そのあとは、炎症は消え去り、夜は眠れるようになり、1日を通してエネルギーが持続するのを感じたそうです。

体が変わるまで4週間ほどかかりますが、彼はそれをオフシーズンに行いました。そして、レースに戻った時には、まず、レース中に摂取するエネルギーの量が半分になりました。それは脂肪燃焼がはるかに効率的に行えるようになり、それに頼ることができたからです。

どんなにやせていても4~5%の脂肪は体についていて、それを燃やすことを体に教えれば、エネルギー切れは起きません。

彼はサツマイモをなかなかやめれなかったそうですが、私はアイスクリームでした。

彼の記事の原文はここ

私のエピソードは、詳しくは刊行した拙著「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない 」をよろしければ読んでみてください。

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