札幌での講演会のご報告

11月27日に札幌で講演会を行いました。

「UgoKL」さん主催で、「スポーツと糖質制限」について1時間ほどお話をさせていただきました。スポーツでなぜ糖質摂取がダメなのか、糖質の危険性、健康面なども含めてかなりの内容でお話ししたつもりです。この講演を聴いて、びっくりされている方も何人もいたようです。今までの知識とは真逆の方も多いですから。

 

この講演会主催者側で告知をして、数日で満席となってしまい、その後も希望者がいたのか、会場の都合もあり立ち見まで出てしまいました。1時間以上お立ちになり聴いていただけた方には、本当に申し訳なかったと思っております。

ほとんどの方が市民ランナーやトレイルランナー、他何かスポーツをされている方で、お子様がスポーツされているお母さんの出席も何人もいらっしゃいました。中には何人も強者のアスリートの方がいて、私のような市民ランナーがお話をするのもおこがましいと思ってしまう方もいらっしゃいました。また同業者(医師)や栄養士の方もいらっしゃて頂けました。

講演後の質疑応答も非常に活発で、みなさん「糖質制限」に非常に関心があるんだなと改めて思いました。それもそのはず、世界の一流のアスリートたちが、程度の差こそあれ、様々な形で糖質を制限し始めています。しかも結果を出しています。マラソンなどだけでなく様々なスポーツに非常にこれから重要な食事だと思います。

質問の中にこんな質問がありました。

「コーチには間食は、お菓子や菓子パンではなく、おにぎりやサンドイッチを持たせてください、と言われていますが、どうなのでしょうか?」

良くとらえれば、このコーチはただ買って与えるのではなく、お母さんの手作りのものを持たせてください、と言いたいのかもしれません。

悪くとらえれば、糖質としてはどれも同じですし、コンビニのおにぎりやサンドイッチではどれも添加物などもてんこ盛りです。だからどれを与えても良くありません。

いずれにしても糖質たっぷりなので、NGです。

今回の講演前後にアンケートをとりました。

講演を聴く前のスポーツドリンクに対するイメージを皆さんにお聞きしました。その結果は下のようです。(複数回答可であることと、子供がいない方もいるので、質問の仕方が適切かどうかはわかりません。その他は自由回答です。)

健康に良い0%
運動時に最適な水分25.7%
脱水予防に必要37.1%
子供にも安心して飲ませられる2.9%
電解質を補給できるので汗をかいたときに適している48.6%
運動中や運動後のエネルギー補給になる28.6%
日常でも飲みやすい5.7%
風邪をひいたときの水分補給に最適31.4%
その他(必要ない、砂糖が多い、虫歯になる、甘いジュースと同様、糖分が多すぎる、砂糖が多いので飲みません、甘い、2Lスポーツドリンクを飲むと足がつりやすいイメージ)

流石にアスリートの方たちです。健康に良いと思っている方は0%でした。しかし、日常でも飲んでいる方も数人いるようです。自由回答では糖質が多いことによる負のイメージが強いことがはっきりとわかります。

回答で最も多かったのはやはり、電解質補給になるという回答でした。本当でしょうか?これは後日記事にできればしたいと思います。

あとは脱水予防(運動時に最適というのも脱水予防の意味を含んでいるかもしれません。)と風邪をひいたときの水分補給というものです。これも発熱して脱水になると思っているからかもしれません。運動時に脱水を恐れ過ぎて、予防のための間違った推奨量を信じて飲水量が過度に増えると、ときに命に関わることになるので気をつけてください。このことも講演でしっかりお話させていただきました。風邪のときの水分はスポーツドリンクにする必要はありません。スポーツドリンクに栄養はありません。

運動時のエネルギー補給という答えも多かったですが、確かに糖質をエネルギーにするということでは否定しませんが、講演でもお話したように、エネルギー以外の負の面が多いので、私はお勧めしません。

今回も皆さん本当に熱心で、糖質制限の広がりを肌で感じました。

第2回も検討しておりますので、決まり次第告知をしたいと思います。

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