北海道に巨大地震の可能性? 占いレベルでしょ!

地震予知はできないと世界的にわかっていながら、いまだに日本は地震予知をしようとがんばっています。北海道の東側の道東沖で今後30年以内にマグネチュード9級の地震が来る確率は7~40%です。7~40%?反対に考えれば、30年以内に巨大地震が起こらない確率は60~93%です。つまり、はずれる可能性の方が高い予測です。もし、万が一当たれば、「ほら、見たことか!俺たちは地震予知に成功したぞ!」となるかもしれませんが、もし当たらなかったとしても、「地震が来なくて良かったですね!でも、この次の30年の間に巨大地震が起きるか確率は…」といつまでも続くのです。そりゃいつかは当たるかもしれません。

この7~40%という数字だと、地震が来る可能性の方が低いので、地震が来なかったことも、予測があっていたということになってしまうのでしょう。全く意味のない数字です。降水確率ならともかく、人命や大きな被害に関わる地震ですよ?

バカバカしい予知です。誰のためにもなっていません。地震を予知する一部の集団の、「マスターベーション」です。現在の地震学で地震がいつ来るかは予測が困難だとわかっていても、予測を続けるには恐らく、国、税金から巨額な研究費がもらえるからでしょう。予測ができないと言ってしまえば、お金がもらえなくなるかもしれません。

科学は「自分が無知である」「自分はわかっていない」というところからスタートするはずです。現在わからないことはわからないと認め、それをわかるようにするためのものです。しかし、今回の発表はわからないことを、まるでわかるかのように言ってしまう非科学です。

これぐらいの予知なら私にもできます。当たらなくても良いのですから。占いレベルでしょう。朝の占いで「今日は素敵な異性との出会いがあるかも?」と言っていたとして、本当に出会いがあれば、当たり!出会いがなければ、占いのことなど忘れてしまいます。

もちろん、いつかは巨大地震が来る可能性はゼロではありません。それは日本どこでもそうです。本当に予知ができるなら、東日本大震災や熊本の地震をちゃんと予知してくださいよ。

私も予知をします。

「私が今後50年以内に死んでしまう確率は10~90%」(意味なし!)

 

道東沖でM9級 可能性最大40% 地震調査委、今後30年間

2017年12月19日 東京新聞Webより

政府の地震調査委員会(委員長・平田直(なおし)東京大教授)は十九日、北海道東部沖の太平洋で、大津波を伴うマグニチュード(M)9級の超巨大地震の発生が「切迫している可能性が高い」との予測(長期評価)を公表した。道東沖では三百四十~三百八十年間隔と考えられる超巨大地震が約四百年前に発生。北海道大の研究では、この時の津波は海抜二十メートルを超え、沿岸から四キロ内陸まで浸水したと推定されている。

 同時に四国地域にある主な活断層の長期評価も公表。近畿から西に延びる「中央構造線断層帯」は四国を横切り、大分県に及ぶと評価を改めた。断層帯の長さは三百六十キロから四百四十四キロになった。

 道東沖で調査委は、四百年前のような超巨大地震が今後三十年間に起きる確率を、複数のシナリオに応じて7~40%と推計。震源域が青森県沖などに広がり、より巨大化する恐れもあるという。

 青森県の太平洋岸には東北電力東通原発など原子力関連施設が多いが、超巨大地震による津波の高さや沿岸地域での揺れの強さは、調査委や内閣府で今後評価する。

 道南東沖から北東に延びるプレート境界「千島海溝」沿いに三つの震源域を想定。震源域をまたいで発生する形も考えた。ただ発生確率を絞り込む情報が少ないとして、7~40%と幅を持たせた

 一回り小さなM8・0~8・6程度の巨大地震が今後三十年間に起きる確率は、三震源域のうち十勝沖で7%、根室沖が70%程度、色丹島沖・択捉島沖で60%程度とした。

 北海道は既に独自の大津波想定をまとめており、「今後の国の評価を待ちたい」としている。

 中央構造線断層帯の見直しは海底地下の構造が新たに判明し、断層は四国電力伊方原発(愛媛県)北の伊予灘から大分県の別府湾に抜け、内陸に続くと分かったため。

 四国内陸部で活断層によるM6・8以上の地震が起きる確率は、今後三十年間で9~15%とした。

 千島海溝の地震長期評価は二〇〇四年以来、中央構造線断層帯は〇三年以来の見直し。

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