甘い飲み物は妊娠の可能性を低下させるかもしれない

現代ではなぜか飲み物にも糖質が入っていることが当たり前になってしまいました。昔は水分と言えば水やお茶でした。ときどきジュースを飲んでも、大きな問題にはならないと思いますが、さすがに日常で糖質たっぷりの食事をして、飲み物まで糖質たっぷりでは様々な問題が起こるのは当たり前なのかもしれません。

妊娠にとっても糖質は有害であるようです。女性だけではなく男性も糖質過剰摂取は精子に影響があるようです。不妊治療を行っている医療機関では、はたして糖質制限を勧めているのでしょうか?また、なかなか妊娠しない夫婦は糖質制限を行っているのでしょうか?

今回の研究では、1日に1回以上糖質の入った飲み物を飲むと妊娠の確率が20~30%低下するという内容です。

「Intake of Sugar-sweetened Beverages and Fecundability in a North American Preconception Cohort」

「北米のコホートにおける砂糖含有飲料の摂取と妊娠能力」(原文はここ

要約

砂糖含有飲料を含め、食事の要因は生殖能力に悪影響を及ぼす可能性がある。砂糖含有飲料は、横断研究では精液の質の低下に関連しており、女性のソーダ摂取量は、全部ではないが一部の研究では妊娠能力の低下と関連している。我々は、妊娠を計画している3828人の女性と、男性パートナー1045人で、女性と男性の砂糖含有飲料の摂取と妊娠能力との関連性を北米の前向きコホート研究で評価した。

2013年6月から2017年5月までの期間、妊娠するまで、または最大12回の月経周期まで登録された参加者を追跡した。対象となる女性は21〜45歳(男性パートナーは21歳以上)で、6サイクル以下の妊娠を試み、不妊治療をしていない。参加者は包括的なベースラインアンケートを完了し、質問には過去4週間のソーダ(砂糖含有およびダイエット)、フルーツジュース、エネルギードリンク、およびスポーツドリンクの消費に関する質問を含んでいた。女性パートナーによって2ヶ月ごとに完了したフォローアップアンケートから妊娠期間を推定した。砂糖含有飲料の摂取量に応じて、調整された妊娠率と95%信頼区間を算出した。

女性と男性の両方の砂糖含有飲料の摂取は、妊娠能力の低下と関連していた(妊娠率 = 0.81、妊娠率=0.78 それぞれ女性と男性の場合)。週に7本以上の砂糖含有飲料を飲んだ人の妊娠能力はさらに低下した(妊娠率 = 0.75 女性、妊娠率=0.67 男性)。ダイエットソーダは妊娠能力とほとんど関連がなかった。

飲み物だけでこんなにも妊娠の確率が低下するのです。いかに食事が大切か、ということですね。エネルギーにしかならない糖質をいっぱい摂って、血糖値が上がったり、インスリンがいっぱい出たりする弊害についてもっと知るべきでしょう。

飢餓状態の方が妊娠しやすい、というウソか本当か私はよく知りませんが、そんなことを言う人もいます。これが本当だとすると、飢餓状態までは必要ではなく、糖質制限で十分だと思います。本当に飢餓状態にすると、本来胎児に必要な栄養素まで摂らないことになってしまいますので、マイナス面が大きくなります。

人間の進化の上で、糖質摂取量は非常に少なかったのですが、それでいて人類はここまで繁栄してきました。非常に昔はたくさん赤ちゃんを産んでも、死亡率が高かったはずです。現代のように少産では人口増加は無理ですし、これほど不妊率が高ければ、人類は滅んでいたかもしれません。今よりも環境は非常に悪かったのに、妊娠は非常にしやすい状況だったと考えられます。私はそこには栄養が大きく関係していると思っています。糖質過剰摂取が不妊を招いていると考えます。

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