がんと糖質制限

小林麻央さんのブログを読んで、

米飯を  小   にされていました。
がーん。
大  を希望しよう!
私の取り柄は、
食欲です。皆様、安心してください。
と書いていました。

がん細胞のエサはブドウ糖です。それを応用したのがPETという検査です。高血糖や高インスリン血症はがんを促進しますし、がん細胞が正常細胞の何十倍も多くのブドウ糖を取り込んでエネルギーにしているのです。ごはんを食べ、高血糖になるとがん細胞の増殖にとって有利な状態になります。また、高血糖は活性酸素が増加しますし、炎症を起こしやすくなり、血管透過性を高め、転移や浸潤を起こしやすくなるかもしれません。さらにインスリンが増加すると、エストロゲンが血中に増えて、乳がん細胞の増殖を促進する可能性も言われています。抗がん剤で免疫機能が低下しているところで、高血糖によりさらに免疫が低下してしまいます。

日本人には「ご飯をたくさん食べて体力をつける」という考え方がありますが、何の根拠もありません。
もう一度書きますが、がんのエサはブドウ糖です。ブドウ糖の素はごはんや麺類やパンなどの主食やジャガイモなど、そしてスイーツなどの砂糖そのもの、つまり糖質です。糖質を摂れば摂るほどがん細胞を一生懸命に育てていることになります。
ですから、がんの患者の食事の基本は糖質制限です。さらに言えば「ケトン食」です。がんにエサを与えないということで、断食というのも有効だと思いますが、必要な栄養素も摂れない上に、さらに体力が低下してしまう可能性があります。栄養、十分なエネルギーも摂って、できる限りがん細胞にエサを与えない食事は「ケトン食」です。ケトン食は難治性てんかんの子供で行われている食事療法です。安全です。ケトン体自体に抗酸化作用や抗がん作用があると言われています。
ケトン食は、ココナッツオイルやMCTオイルなどの中鎖脂肪酸とエゴマ油やアマニ油などのオメガ3の不飽和脂肪酸を多く摂取し、タンパク質は赤身肉は控えめにして、魚や卵や鶏肉や大豆製品とするといいと思います。糖質はほぼゼロで、野菜などから自然に摂る糖質もできる限り減らします。
カリフォルニア大学の報告では、夜間の絶食時間が長くなるほど食後2時間の血糖値が低下したり、HbA1cが低下して、乳がんのリスクが低下したり、再発率が低下するということです。
また、テキサス大学の研究では、マウスではありますが、食事に含まれる砂糖や果糖が乳がんのリスクと肺がん転移のリスクを高めると言っています。
ですから、麻央さんの食事でご飯を増やすのは・・・?
大阪大学の研究で、進行がんに対するケトン食の効果についてはここを参照してください。

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