厚労省の調査で2016年に糖尿病疑いが初めて1千万人を超えたそうです。ヘモグロビンA1cが6.5%以上の数の推計ですが、ヘモグロビンA1cが6.0%以上6.5%未満で、糖尿病の可能性が否定できない「予備軍」は1千万人で、
カテゴリー: 病気
トライアスロンでの死亡はまれではない!
先日コメントをいただきましたが、マラソンなど過酷なスポーツは無理をしないことが大切だと思います。マラソンやトライアスロンの人気は非常に高まっていますが、やはり死亡率や心停止の割合は決してまれではありません。
やはり中高生から「食育」をしなければならない 「成人病の胎児起源」仮説その1
「倹約遺伝子」という考えがあります。「飢餓に備えて消費するエネルギーを最小限にして、余ったエネルギーは脂肪として最大限に蓄える」という遺伝子です。 狩猟採集の時代は、食料を確保することが難しかったので、消費するエネルギー
ケトン体がまたもや有益な効果 糖質の有害な影響を防いでいる
新しい「cell」という有名雑誌に載った研究です。ケトン体のアセト酢酸が糖質が生み出す有害物質と反応して別の物質になり、有害な影響を防いでいるということがわかりました。最近糖質制限関連のgood newsがどんどん有名な
明らかに健康そうな女性でも鉄の体内貯蔵量の増加は糖尿病のリスクを増加させる
これまで、何度も鉄に関する記事を書いてきました。がんとの関連以外でも「妊娠糖尿病と鉄の関連 フェリチン低値で鉄を補充する危険性」などで、糖尿病やインスリン抵抗性との関連を書きました。今回は以前の記事「鉄不足だからと言って
画期的!LEDの光でビタミンDを効率よく産生できる!
ビタミンDは非常に重要な物質です。ビタミンと言いながら実はホルモンですが、日光を浴びることによって皮膚で産生されます。しかし、以前の記事「ビタミンDを作るにはどれだけ日光に当たることが必要か?」で示したように北国の冬に日
高齢者の「食育」は誰の仕事か?
最近、医療の世界では「加齢による筋肉量減少」であるサルコペニアという言葉が使われるようになってきましたが、定義は少し混乱していますが、一般の人にはあまり伝わっていないように感じます。そして、あまりにも高齢者の食事が乱れて
糖質制限とLDLコレステロール上昇2 仮説
糖質制限を行うと、LDLコレステロールが上昇する方がいます。数年で落ち着く方もいますが、上昇したままの方もいると思います。実際にLDLコレステロールの上昇は珍しくないようです。 以前の記事「糖質制限とLDLコレステロール
脂肪肝はただの肥満の症状ではない
患者さんに「脂肪肝ですね」というと、苦笑いというか、恥ずかしい表情というか、結構深刻さが感じられないことが多いのは、医師としては私だけではないと思います。みなさんの中にも脂肪肝と聞いても、「ただの肥満で肝臓にも脂肪が付い
アメリカの肥満率は悲惨な状況ではあるが、やや横ばいになってきている
最新のCDCのデータによると、アメリカの成人の肥満率は5州で35%、25州で30%、46州で25%を超えています。そして、すべての州で20%を超えています。 最も高いのはウェストバージニア州で、成人肥満率が37.7%、最