私の大学の同期のものが、遠くケニアで障がい児に向き合う小児科医をしています。ケニアの障がい児のための事業であるシロアムの園代表として、日々頑張っています。 ケニアは、経済的に余裕のない国のため、障がいのある子どもたちへの
月: 2017年9月
やはり中高生から「食育」をしなければならない 「成人病の胎児起源」仮説その1
「倹約遺伝子」という考えがあります。「飢餓に備えて消費するエネルギーを最小限にして、余ったエネルギーは脂肪として最大限に蓄える」という遺伝子です。 狩猟採集の時代は、食料を確保することが難しかったので、消費するエネルギー
もしも、脂肪が全くない体になったら・・・妄想
人間は体に脂肪があることにより、それを自由にエネルギーとして使えるので、食事の心配をせずに活動が可能になりました。つまり、エネルギー摂取のことを1日中考えなくても良くなったのです。もし、脂肪がなければ糖質だけがメインのエ
ケトン体がまたもや有益な効果 糖質の有害な影響を防いでいる
新しい「cell」という有名雑誌に載った研究です。ケトン体のアセト酢酸が糖質が生み出す有害物質と反応して別の物質になり、有害な影響を防いでいるということがわかりました。最近糖質制限関連のgood newsがどんどん有名な
明らかに健康そうな女性でも鉄の体内貯蔵量の増加は糖尿病のリスクを増加させる
これまで、何度も鉄に関する記事を書いてきました。がんとの関連以外でも「妊娠糖尿病と鉄の関連 フェリチン低値で鉄を補充する危険性」などで、糖尿病やインスリン抵抗性との関連を書きました。今回は以前の記事「鉄不足だからと言って
画期的!LEDの光でビタミンDを効率よく産生できる!
ビタミンDは非常に重要な物質です。ビタミンと言いながら実はホルモンですが、日光を浴びることによって皮膚で産生されます。しかし、以前の記事「ビタミンDを作るにはどれだけ日光に当たることが必要か?」で示したように北国の冬に日
高齢者の「食育」は誰の仕事か?
最近、医療の世界では「加齢による筋肉量減少」であるサルコペニアという言葉が使われるようになってきましたが、定義は少し混乱していますが、一般の人にはあまり伝わっていないように感じます。そして、あまりにも高齢者の食事が乱れて
糖質制限とLDLコレステロール上昇2 仮説
糖質制限を行うと、LDLコレステロールが上昇する方がいます。数年で落ち着く方もいますが、上昇したままの方もいると思います。実際にLDLコレステロールの上昇は珍しくないようです。 以前の記事「糖質制限とLDLコレステロール
空腹感はエネルギーが足りないとかお腹が空っぽの合図ではなく、脳の罠?
多くの人は「あーお腹減った!」と思い、食事をしていることが多いかもしれません。そして、この空腹感は、エネルギーを必要としているという合図とか、胃の中が空っぽになった合図だと思っているかもしれません。 この空腹感、食事を摂
スカイランニングで北海道の医学生の高村貴子さんが世界で3位!
スカイランニングという言葉はあまり聞いたことがないかもしれませんが、標高2000m以上の山岳を走る競技です。垂直方向に険しい山岳を登ったり駆け下りたりしなければならないので、非常に過酷です。トレイルランニングをもっと険し