スカイランニングという言葉はあまり聞いたことがないかもしれませんが、標高2000m以上の山岳を走る競技です。垂直方向に険しい山岳を登ったり駆け下りたりしなければならないので、非常に過酷です。トレイルランニングをもっと険しくしたようなものかもしれませんが、どこまで過酷か想像もつきません。
そんなスカイランニングの大会で、北海道にある旭川医科大学の医学生の高村貴子さんが世界で3位に入りました。
ピレネー山中のアンドラ公国で開催された世界シリーズ戦「スカイレース・コマペドローサ」で、男子では上田瑠偉さんとその高村貴子が3位に入りました。欧州開催のワールドシリーズ戦におけるトップ3へのランクインは日本勢で初の快挙となるそうです。
途中2kmで約900m上昇する断崖絶壁とも言える登りがあり、21kmのコースとなっています。マラソンのコースの登りでさえ苦手な私としては、考えられないようなコースです。
今後にも期待できますね。
山岳を駆ける「スカイランニング」 旭医大の高村さん世界3位
09/09 どうしん電子版より
旭川医科大学医学部5年の高村貴子さん(24)が、山岳を駆ける速さを競う「スカイランニング」の世界シリーズ戦で3位入賞の快挙を成し遂げた。10日には、山形県で開かれるアジア選手権に日本代表として出場。来年の世界選手権の出場権を得るには、アジア選手権で上位入りすることが条件の一つ。高村さんは「アジア選手権で好成績を収め、世界選手権でメダルを取りたい」と目標に向け、練習に励んでいる。
スカイランニングは2千メートル以上の高山が舞台の山岳スポーツで、同じく山地を走るトレイルランより険しい山を走ったり、はい上がったりするため筋力やバランス感覚が必要になる。