香港理工大学がこのほど面白いものを開発しました。ランナーは人によって気にしない人もいると思いますが、足のどの部分を最初に地面に着くかは関心のひとつだと思います。ベアフット(はだしランニング)が一時話題になり、その後は様々な考えはあると思いますが、フォアフット(前足着地)、ミドルフット(真ん中、というか足底全体での着地)が主流になっていると思います。ヒールが先に着くとブレーキがかかりますので良くないと言われていますが、市民ランナーの多くはやはりヒールストライクです。
私自身もミドルフットを心掛けていますが、右足はヒールストライクです。右足だけシューズのヒールの部分がどんどん減っていきます。意識はしても、自分でこれを変えるのはなかなか難しいですし、専門的な機器が使えるわけではありません。
そんな中もっと手軽にフットストライクの測定ができるグッズとアプリを香港の大学が開発しました。
資料はここ
資料の中身には次のようなことが書かれています。
レギュラーランナーの年間負傷リスクは最大80%です。これは主にランナーの足がどのように地面に当たるかに関係しています。証拠によれば、ヒールまたはフォアフットのストライクは、疲労骨折またはアキレス腱炎のような傷害を引き起こす可能性があることを示唆しています。生体力学的解析によれば、ミッドフットストライクは最適なパターンですが、走者が自分で達成することは困難です。本発明は、ランニング全体に関するリアルタイム情報、および特別に設計されたスマートフォン・アプリケーションを介して、フットストライク・パターンに対するリアルタイムフィードバックを提供します。ランナーは、情報を利用して、ケガの予防およびリハビリテーションのための走り方の仕組みを変更することができます。
特長と利点
•高精度
•モーションキャプチャデバイス(<1/10000)または圧力センサ(<1/1000未満)に比べて低コスト
•継続的な屋外モニタリング
•ユーザーのフットストライクパターンに応じて調整するためのリアルタイムの情報とフィードバック
アプリケーション
•ケガの予防 – ランナーはデバイスを使用してバイオフィードバックトレーニングを行うことができます。
それによりフットストライクパターンを調整して走り方を修正します。
•リハビリ – 回復中のランナーは、フットストライクパターンを認識してと特定のボディの過負荷を避けることができます。
例えば、アキレス腱炎が治ったランナーはフォアフットストライクを避けるべきです。
(画像は上の資料から)
フォアフットと言って極端につま先着地をすると、恐らくケガをしやすくなると思います。私はミドルフットにしたいと思っています。厚底のランニングシューズではどうしてもかかとが高くヒールでの着地になってしまいます。それを無理にミドルに変えるのも足に負担がかかりそうです。私は最近は薄底しか履きません。初心者から薄底の方が良いとも思っています。
いずれにしても、一度使ってみたいグッズです。