いまだに日本産婦人科学会は新型コロナウイルスのワクチン接種を推奨し続けています。(ここ参照)いわゆる第6波以降のオミクロン株の感染では重症化がかなり減少したにも関わらず、デルタ株までのデータを使用して、中等症II以上の新型コロナウイルス感染者は全てワクチン未接種だった、と言っています。(ここ参照)そして、「妊婦さんへの投与に関する調査結果が数多く示されており、ワクチンの安全性と、ワクチンによるご本人と赤ちゃんの生命を守るための感染予防の重要性が示されています。」としています。本当に短期的、中長期的安全性が確認されたとは到底言えないのに、学会としてこのような態度は非常に疑問です。
これまで、妊婦さんには様々な薬が慎重に使われてきました。しかし、このワクチンだけはなぜか手放しで推奨状態です。
本当に妊婦さんとお腹の中の胎児に対して安全なのでしょうか?
胎児に与える大きな影響がある可能性を示した論文が出ています。それは造血幹細胞という重要な細胞を枯渇させる可能性があるというものです。造血幹細胞というのは、骨髄の中で様々な血球をつくり出すもとになっている細胞です。いわゆるへその緒の中の血液(臍帯血)にも造血幹細胞があります。
今回の研究では、妊婦さんのコロナ感染とワクチン接種に対する造血幹細胞の影響を分析しています。新型コロナのスパイクタンパク質は造血幹細胞を低下させることが以前に報告されています。(こことここ参照)しかし、新型コロナワクチンも全身をめぐり、スパイクタンパク質を作り出すために、同様のことが起きても不思議ではありません。
造血幹細胞は、細胞表面にCD34と呼ばる抗原が存在するので、これを目印として、CD34を持っている造血幹細胞の数を測定することが出来ます。2021年3月18日から2021年12月15日の間に体重が2,500 gを超える赤ちゃんを37週以降に経膣分娩した女性が対象です。オミクロンの前のものです。(図は原文より)
上の図は横軸がワクチン2回目接種後の日数、縦軸が造血幹細胞の数です。黒は感染歴がない人、赤が感染歴ありです。感染歴の有無にかかわらず、2回目のワクチン接種から時間が経つにつれ、造血幹細胞が減少し、ゼロに近づいています。そうすると、妊娠週数が早い段階でワクチン接種をするほど影響が大きいとも考えられます。
このような臍帯血の造血幹細胞の枯渇が、実際に生まれてきた赤ちゃんにどのような影響があるかはわかっていません。
妊婦さんにワクチンの安全宣言を出すのは早すぎです。今回のようなリスクになり得る根拠は存在しています。この論文は査読を通っています。デマではありません。安全だと言い切ることこそデマです。もしかしたら新生児が感染症に罹りやすかったり、自己免疫疾患など何らかの疾患を発症しやすくなったりする可能性もあります。もしかしたら、次のような新生児死亡につながっているのかもしれません。
イスラエルのデータは興味深いものがあります。下の図はイスラエル人の約25% をカバーするイスラエルの健康保険基金 Maccabiの新生児死亡報告(生後4週間以内の死亡)のデータです。(図はここより)
2019年と2020年では4~8の間で推移していますが、2021年の第2四半期には、突然約3倍の17に跳ね上がり、再度第4四半期に18に跳ね上がっています。イスラエルでは2021年2月、妊婦さんにワクチンを公式に推奨し始めているので、この第2四半期の急増のタイミングは、妊娠2~4か月の後半にワクチン接種した時期と一致します。さらに、第4四半期の急増は、イスラエルで8月、特に9月のブースターワクチン接種キャンペーンの数か月後と一致しています。
また、下の図はイスラエルの大規模な病院のデータで、ワクチン接種を受けた女性の死産、流産、中絶のパーセンテージを示してます。
ワクチン接種を受けた人の死産、流産、中絶率の急上昇が見られるのと同じ第2四半期に、先ほどの新生児死亡率の急上昇が見られるのはまったくの偶然でしょうか?このデータが嘘だと良いのですが。
アメリカのVAERSの報告を見てみましょう。(図はここより)
上の図は流産報告数です。イスラエルの状況と良く似ていますね。
上の図は流産がワクチン接種後いつ起こったかです。最多は圧倒的に当日ですね。次が1日後。
上の図はこれまでの流産死産の報告数です。新型コロナウイルスのワクチン以前は非常に少なく、2021年から急増しているのがわかります。もちろん、新しいワクチンが出たときには何でもかんでも報告してしまうので、バイアスがかかっている可能性は十分にあります。それにしても多い気がしますが。
ちなみにコロナワクチンの前はどうだったか、というのが次の図です。
水色がインフルエンザワクチンです。2009年は新型インフルエンザの年ですが、そのワクチンは確か秋ごろからだったと思います。それが影響したのでしょうか?もっと興味ぶかいのは紫のHPV子宮頸がんワクチンです。他のワクチンと比べて2007年から2012年ごろまでは比較的高めですね。今回の記事の趣旨とは外れるので、ここまでにしておきましょう。話を戻しましょう。
さらに、造血幹細胞移植という治療があり、化学療法や免疫抑制療法だけでは治すことが難しい血液のがんや免疫不全などに対して行われます。コロナワクチンが造血幹細胞を枯渇させるのであれば、造血幹細胞に根治の望みを持っている造血幹細胞移植を受ける患者さんも影響を受ける可能性があります。はたして、現在妊娠中にコロナのワクチン接種を受けている妊婦さんと未接種の妊婦さんの臍帯血は区別されているのでしょうか?もしかしたら、ワクチン接種済みの臍帯血を使った造血幹細胞移植はうまくいかない可能性もあります。移植を受ける患者さんはワクチン未接種の臍帯血を選ぶことはできないでしょう。ワクチン臍帯血の安全性、有効性を十分に確認する必要があるでしょう。各学会からこれに対するコメントは出ていないと思います。
また、妊婦さんではありませんが、授乳中の3回目のワクチンの影響として、ある研究ではワクチン接種後、0.8%が母乳量の増加を報告し、3.5%が母乳量の減少を報告し、1.2%が母乳で育てられた乳児に何らかの問題があると報告しました。 何らかの問題?詳しくはわかりませんが、問題が起きていることは事実です。もしかしたら母乳中に微量含まれるワクチンが影響しているのかもしれません。(「新型コロナウイルスワクチンのmRNAは母乳中に認められる」参照)
あまりにも安全が軽視されています。何も起こらないことを祈るばかりです。
「Skewed fate and hematopoiesis of CD34+ HSPCs in umbilical cord blood amid the COVID-19 pandemic」
「COVID-19パンデミックの中での臍帯血における CD34 + HSPC のゆがんだ運命と造血」(原文はここ)
コロナ死者増加、専門家は
感染者数抑制の為ワクチン推奨。
しかし、死因が血管性の物が多いとも。
副反応ではないのですか?
スコットランドもどうぞ
https://scotland.shinyapps.io/phs-covid-wider-impact/