匂いを感じなくなることは、もっと悪いことの前触れかもしれない

前回の記事で臭いの感覚が低下するとこは、認知症の初期症状である可能性があることを書きましたが、さらに悪いことの前兆である可能性があります。

「Olfactory Dysfunction Predicts 5-Year Mortality in Older Adults」

「高齢者の嗅覚障害は5年以内の死亡率を予測する」(原文はここ

57歳から85歳までの人約3000人で、前回書いた記事と同じようにペパーミント、魚、オレンジ、バラ、レザーの匂いをどれだけ認識できるかを調べました。結果は下の図です。(図は原文より)

一番濃い色が全部わからなかった人、または1つしかわからなかった人です(78%)。少し薄い色が2~3個の匂いを分からなかった人です(約20%)。一番薄い色が全部わかった人か、一つだけ間違えた人です(3.5%)。そうすると、最も匂いがわからなかった人たちの5年以内の死亡率はなんと30~40%になっていました。一番成績が良かった人たちの死亡率は5~15%程度なので、2倍以上ということになります。

右のグラフは匂いのわからない個数が多ければ多いほど死亡率が上がることを示しています。全て正解だった人と比べると、全てわからなかった人のリスクは3倍以上ということになります。

嗅覚は侮れませんね。

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