エナジードリンクはむしろ心と体の健康に悪い!

以前にもエナジードリンクについて様々な情報を集めて記事にしました。(「エナジードリンクはジュースではない!ドラッグへと繋がるかも?」参照)

エナジードリンクは子供でも簡単に手に入れることができます。疲れたときに大人がたまに口にするなら問題は少ないと思いますが、頻繁に摂取したり、子供が飲むことはやはり問題があります。今回発表された論文では、エナジードリンクは心と体の両面で悪影響があることを示しています。

エナジードリンクと関連づけられた健康上の問題には、血圧の上昇や肥満、腎臓の障害、疲労、胃痛、虫歯といった身体的なものから、薬物乱用や攻撃性などに見られる「危険をあえて求めるような行動」や、心配性やストレスなどといった精神面での問題があると言っています。これらは、エナジードリンクに含まれる糖質やカフェイン量が非常に高いことによると考えられています。

さらに、糖質やカフェインそのもの以外の成分も含まれています。例えばエナジードリンクの成分の「ガラナ」は1gでカフェイン40㎎分に相当すると考えられています。

そして、エナジードリンクの消費は薬物の乱用との間に一貫した関連性があると報告されています。精神的な関連ではストレス、不安、抑うつ症状、および自殺念慮との関連性が報告されています。その他睡眠障害、疲労感、就寝時間の遅れ、頭痛なども増加します。

エナジードリンクに関してはアルコールやタバコと同じように年齢制限が必要です。しかし、そんなことを待っていても仕方ないので、親はまず子供に、エナジードリンクに手を出さないように十分に話をすべきでしょう。

 

「Health Effects and Public Health Concerns of Energy Drink Consumption in the United States: A Mini-Review」

「米国におけるエナジードリンク消費の健康への影響と公衆衛生上の懸念:ミニレビュー」(原文はここ

 

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