日本では箱根駅伝で盛り上がるお正月ですが、お馴染み川内優輝選手はなんと、アメリカで走っていました。それも、極寒のマイナス17度という気温の中、フルマラソンで優勝です。
アメリカのボストンで行われた、マーシュフィールド・ニューイヤーズデイ・マラソンに出場した川内選手。76度目の2時間20分切りを達成しました。これは世界最多記録だそうです。
しかし面白いのは、このマラソンのフルマラソンにエントリーしたのは3人だけで、完走したのは川内選手だけだったそうです。なぜこのようなレースにエントリーしたのでしょうか?非常に興味があります。
Majors Congrats to Yuki Kawauchi for winning Marshfield Road Runners #NYD Marathon in 2:18:59 official (temp about 5 degrees) Next up he’s part of @johnhancockusa elite team for #BostonMarathon #TogetherForward pic.twitter.com/UaRWKF5fJm
— Boston Marathon JH (@jhboston26) 2018年1月1日
ゴールシーンはこんな感じです。
Updated – the Kawauchi Counter: https://t.co/GGbfZMLyvc pic.twitter.com/Hi2sdhUqNJ
— Japan Running News (@JRNHeadlines) 2018年1月2日
それにしても、本当にすごいランナーです。尊敬してしまいます。今年もいろんなレースで川内選手を注目していきたいと思います。
川内優輝、-17度で世界記録! 76度目の2時間20分切り 米仰天「極寒最速ランナー」
1/3(水) THE ANSWERより
全身タイツ&目だし帽、ボストンの極寒レースで2時間18分56秒…米メディア称賛
男子マラソンの川内優輝(埼玉県庁)が1日、米ボストンで行われた「マーシュフィールド・ニューイヤーズデイ・マラソン」に出場し、2時間18分56秒をマーク。気温-17度という極寒レースで自身76度目の2時間20分切りで世界最多記録を樹立した。米メディアは、全身タイツで完走した異様ないで立ちとともに快挙に注目し、「極寒で最も速いマラソンランナー」と仰天している。
最強の市民ランナーが、全身タイツで世界のマラソン界に歴史を刻んだ。
川内は気温-17度という極寒レースで2時間18分56秒をマーク。蛍光オレンジの長袖ウェアに「4100」のゼッケンをつけ、黒の長袖パンツに手袋、そして、顔は鼻と目だけを残してすっぽり包んだ黒の帽子をかぶった。到底、マラソンとは思えないいで立ちで世界最多76度目の2時間20分切りを果たしてみせた。
地元メディアは異様な服装を画像付きで紹介。米スポーツ専門局「NBCスポーツ」は「日本人ランナーが極寒の気温の中、76度目となる2時間20分切りを記録」と見出しを打って特集した。
過去に75度の記録を持っていた米国人ランナーを超えたことを紹介した上で「極寒において最も速いマラソンランナーの称号も手に入れたことだろう」と称賛している。
川内「一つだけ言えるのは、歴代のマラソンの中で最も寒かったということ」
さらに「彼はかつて地元の政府機関でフルタイムで働いていたので、数年前までは日本の『民間人ランナー』と呼ばれていたこともあった」と異端のキャリアを紹介している。
米国で最も権威あるスポーツ誌「スポーツイラストレイテッド」も「日本人ランナーが76度目の2時間20分切りで完走…-17度の中でだ」と特集。記事によると、フルマラソンにエントリーしたのは3人で、完走したのは川内のみだったという。
本人が「これまでたくさんマラソンを走ってきて、天気に関して比べるのは難しいけど、一つだけ言えるのは、歴代のマラソンの中で最も寒かったということ」と振り返ったコメントを紹介している。
魂の走りでファンのハートを打ってきた30歳。-17度という極寒をものともしない走りで世界最多記録を樹立し、一躍、米国でも脚光を浴びている。