第94回箱根駅伝 青山学院大学は強かった!

今年の箱根駅伝、正直青山学院は4連覇は難しいんじゃないかと思っていました。それまでの駅伝で11月の全日本で、神奈川が優勝、2位が東海、3位が青山学院でした。

10月の出雲駅伝でも東海に負け2位でしたから。

そんな中、東洋が往路で優勝したのですが、タイム差が30数秒で青山学院が2位に付けていたので、これは青山来るな、と思っていたら、3選手を変更した復路の早々の6区で1位になるとそのあとはどんどん引き離し、独走状態でした。終わってみれば今年は4区と5区でコースが変更されたとはいえ、初の11時間切りの大会新記録で4連覇達成です。

おめでとうございます。

【箱根駅伝】青学大、史上6校目総合4連覇 下馬評3強争いも復路逆転圧勝

1/3(水) スポーツ報知より

6区山下りで東洋大を逆転
 ◆報知新聞社後援 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)(3日、芦ノ湖―東京・読売新聞東京本社前、5区間=109.6キロ)

 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走復路は3日、神奈川・箱根町スタート、東京・千代田区大手町の読売新聞社前ゴールの5区間109.6キロで行われ、往路2位の青学大が往路優勝の東洋大を6区で逆転し、10時間57分39秒の大会新記録で史上6校目の総合4連覇を達成した。2位の東洋大に4分53秒差をつける圧倒的な強さだった。原晋監督(50)が掲げた「ハーモニー大作戦」は大成功。箱根路に美しく、力強い足音を響かせた。

区間賞を連発
 往路で負った36秒のビハインドは、アッという間に帳消しにした。箱根の山下りの6区。青学大の小野田勇次(3年)は前々回、前回いずれも2位のスペシャリスト。15キロ過ぎで東洋大の今西駿介(2年)を逆転すると、小田原中継所では逆に52秒の大差をつけた。区間歴代2位の58分3秒で走破。今西も区間5位と健闘したが、小野田が強すぎた。「やっと区間賞が取れた。やっぱり、うれしいです」と小野田は笑顔で話した。7区以降の仲間に対しては「(後続を離したので)これで後の選手は楽に走れると思う。楽に走って、優勝してください」とエールを送った。

 復路の小田原中継所以降、小野田の言葉通りにまさに「楽」な展開に。事実上、勝負は決した。

 7区の林奎介(3年)は、学生3大駅伝初出場ながら伸び伸びと箱根路を疾走し、1時間2分16秒の驚異的なタイムで走破。ハーフマラソン日本記録保持者の設楽悠太(現ホンダ)が東洋大時代の2012年にマークした区間新記録を16秒も更新した。「区間賞は狙っていたが、まさか区間新まで出ると思っていなかった。自分の思い通りの走りができた」と会心の笑みを見せた。

 8区は3年連続でマラソン10代日本最高記録(2時間11分34秒)保持者の下田裕太(4年)が登場。区間記録の更新こそは逃したが、8区で史上初めて3年連続区間賞を獲得し、箱根4連覇に花を添えた。

 9区の近藤修一郎(4年)、10区の橋間貴弥(3年)はいずれも箱根駅伝初出場だが、大差に守られて、プレッシャーとは無縁だった。

 原監督は「6区の小野田、7区の林、8区の下田には絶対的な信頼があった。ここで勝つと。勝負所だったと思う。こんなに学生強かったですかね。特に7区の林。あんなに力があったのかな」と復路を振り返った。

それにしても、優勝候補の一角の神奈川大の5区でまさかの大失速はびっくりでした。3位でタスキをもらった5区で、10km前後ぐらいからペースが落ち始め、そのあとはどんどん後続に抜かされ、終わってみれば区間記録は最下位の20位。往路で3位から15位まで順位を落としてしまったのです。

一部の報道によれば原因は「低血糖」。しかし、山上りとはいえ、10kmで低血糖症状というのは、余程タイミング悪くインスリンが出るような食事したか、ドリンクを飲んでしまったと思えます。非常に残念です。

 

また、ランニングシューズ問題で言えば、アディダスの青山学院が勝ち、ナイキの東洋が負けました。山のある箱根のコースではナイキの良さが出ないのかもしれませんね。

しかし、9月のベルリンマラソンではコンディションが悪い中、ナイキのシューズのキプチョゲが2時間3分32秒で優勝。アディダスのシューズのキプサングは途中棄権でした。やはり、通常のフルマラソンではナイキが有利なのかもしれません。ただ、走る選手の真の戦いを見るには、シューズに一定の規制が必要だと、しつこく思ってしまっています。

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