確実にお米を食べることを減らしている人増加中 しかし残したご飯は捨てられる

日本の食品廃棄物の発生及び処理状況を見てみると、平成16年の時点での環境省の発表では、年間で1,136万トンを廃棄し、その内45%は再生利用等が行われているようです。恐らく実際にはその2倍程度あるかもしれません。

恐らくこの量は何千万人が1年間に食べていける量です。廃棄する食品の量は減らすべきだとは思います。しかし、日本の外食産業やコンビニやスーパーなどの賞味期限のことを考えると、どうしても破棄せざるを得ません。法律上の問題なのか、衛生上の問題なのかわかりませんが、賞味期限は正直意味がありません。1秒でも過ぎれば食中毒を起こす、なんてことはあるはずはありません。買う人の自己判断で、食べられると思うのであれば、賞味期限切れのお弁当やお惣菜を激安で販売することを認めれば良いのではないでしょうか?

貧困に対してもうまく活用する手段はあるはずです。こんなことを書くと、腐る手前のものを食わせるつもりか、と言う人もいるかもしれませんが、賞味期限は十分な余裕を持っているはずですし、食べる人の自己判断もあって良いと思います。

難しい問題かもしれませんが、柔軟な考えをすればいいと思います。

その一方で、食糧支援というものがあります。貧困な国や人に食糧を送るものですが、実際には何を送っているのでしょう?あまり知識はありませんが、貧困な国に送るのであれば恐らく米や小麦、トウモロコシなどではないでしょうか?日本の貧困世帯に対してはカップラーメンやシリアルやスナックなどでしょうか?

支援の内容は推測ですが、ほとんどが糖質ではないでしょうか?安価でとりあえずのエネルギーになるから?という理由かもしれません。しかし、糖質制限を行っている人間からすると、最悪の支援です。貧困な人は今食べるものさえ困っているのだから、命をつなぐものなら最低の質のモノでも良い、という考えで良いのでしょうか?命がつながれば、その後には栄養価の高いものが手に入るのでしょうか?その支援によって命はつながっても、肥満やそのほか健康状態が非常に悪くなるのは仕方ないのでしょうか?

どうせ支援するなら栄養価のしっかりとあるもの、つまりタンパク質や脂質、ミネラルやビタミンを豊富に含んだ食品であるべきです。そのようなものを支援しないのであれば、それは送る側の都合であり、自己満足にすぎないのではないでしょうか?

食品の廃棄の問題と支援の問題、非常に難しい問題ですが、その先を見据えた対応が必要な時期に来ていると思います。

さて、下の写真はあるところで、たまたま見かけたのですが、定食を食べた後の様子です。3つのお盆が並んでいますが、よく見ると、どのお盆の白米も残されています。一番上はほとんどすべて残っているようですし、下の二つは半分以上は残っています。

確実に糖質制限が浸透してきている証拠ではないでしょうか?こうなったら、もう定食=ご飯とおかず、という図式は廃止した方がお米の廃棄量も減ります。ご飯はオプション扱いで良いと思います。コンビニやそのほかのお弁当も、おかずだけにして、ご飯は別に購入するというのが良いと思います。そうすればもっとお米の消費量が減り、健康的な食事に一歩近づきます。

(下の写真は、あらかじめ決められたメニューが配膳される仕組みで、提供する側は誰がどれを食べるかわからないので、「ご飯なし」という要望には答え辛いと思われます。出されたものは食べないともったいない!と非難する方もいるかと思いますが、健康を害してまで出されたものを完食する必要はないですし、組織の構造の問題もあるので難しいです。そもそもお米を出すのが当たり前になっていることから変えないと…)

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