一流アスリートの食事、勝負メシ?そんなもの食っているから錦織圭選手はスタミナがない!

錦織圭選手、今回も全米オープン非常に残念でした。しかし、毎回残念で終わっています。特に毎回終わり方が悪いと思います。その前の試合でものすごい良い試合をして勝って、次の試合はスタミナがなくボロボロです。他の上位の選手も同じように勝ち上がってくるのですから、錦織選手のスタミナのなさが目立ちます。しかし、本人はこれでもタフになったと思っているようです。

今回のワウリンカ選手との試合はひどいものでした。ずっと応援して見ていましたが、全く途中から勝つ気配が消えました。口は半開き、目はうつろ、本人も疲労で思考能力が低下したと言っていました。

錦織選手の管理栄養士をしている方は、錦織選手が2年前に決勝に進出したことを、自分の栄養管理が上手くいったかのように本を出しました。しかし、その中身はやはり、古臭い間違った知識をもとにした栄養学を基本としたものでした。皆さんも良ければ読んでみてください。

ここに書かれた内容を検証したいと思います。

糖質こそ勝負メシの要だと思っています。また、ブドウ糖が脳の唯一のエネルギーだと未だに言っています。これだけでも内容のレベルの低さがわかります。

彼女が錦織選手と初めて会った時の体重が68kgです。はっきりとは書いていませんが体脂肪率は恐らく一桁でしょう。そんな錦織選手が当時どんなものを食べていたかは完全にはわかりませんが、肉類が非常に多かったようです。そこで、肉類を減らして、糖質をたくさん摂るように指導したようです。彼女によれば、肉類の過剰摂取はスタミナが低下するそうです。そして、ごはんはいくら食べても太らないそうです(笑)。

そして、錦織選手は少食だそうですが、そんな彼に4500kcalを食べるように指導しています。

ここで彼女の考え方でPFCバランスを考えてみましょう。

栄養指導のおかげで錦織選手の体重は75kgまで増えたそうですが。それで考えます。

タンパク質は体重1kg当たり2gまでだそうなので、150gのタンパク質で、600kcal、総エネルギーの13%

脂質はどれだけかはわからないですが、控えめにするというのを強調しています。通常厚労省の摂取基準では20~30%ですが、その場合の摂取カロリーは2400kcal前後の話なので、文脈から総エネルギーの15%ぐらいと考えて計算すると、75gで675kcal

そうすると、残るは糖質です。4500-600-675=3225kcalを糖質から摂ることになります。これは806g!の糖質量です。ごはんで言えば茶碗に15杯弱です。総エネルギーの71.7%にもなります。バランスと言いながら苦しい数字です。

この800g以上の糖質を7回に分けて摂るそうですが、3回の食事で160gずつ、その他の間食で80gずつ摂ることになります。とんでもない量ですね。

そして、彼女は筋肉にグリコーゲンを貯めて、それをエネルギーにするので、筋肉を増やせばスタミナ(持久力)が増加すると思い込んでいます。筋肉が増えてパワーは増加しますがスタミナはどうでしょうか?もしこの考え方が正しいとすると、ボディービルダーはものすごい持久力があることになりますが、実際にはウルトラマラソンの選手たちは一様に痩せていて、筋肉は少なくにしか見えません。

錦織選手は68kgから75kgに体重が増えました。体重が増えれば自ずと消費エネルギーが増えます。体重増加分は7kgです。テニスの時間を4時間とすると体重が増えたことにより消費エネルギーは235kcalほど増えます。

7kg体重増加の内、筋肉はどれぐらい増えたでしょう。体内の水分の割合が60%で一定だとすると、残りが筋肉の増加分と考えて2.8kgの増加です。筋肉の1%ほどがグリコーゲン量と考えると体重が7kg増加すると28gグリコーゲンが増加します。これは112kcal分です。たとえ、7kg増加分が全て筋肉だとしても、グリコーゲンは70gの増加で、280kcalです。つまり、体重増加分の消費カロリー増を賄えるかどうかの状況です。彼女が思っているようにスタミナが増えるとは思えません。残念ながら計算上ではこのようになります。もちろん、人間の体は計算通りには行きません。

たとえアスリートとはいえ、1回の食事で160gの糖質を摂ってしまえば、血糖値はかなり上がり、インスリンが大量に出るでしょう。通常運動前3時間ぐらいまでに食事を食べるので、運動前に血糖値が急上昇して、その後インスリンによって急降下、3時間後にはもしかしたら低血糖かもしれません。血糖値が上昇している時に運動すればその血糖をエネルギーにできますが、血糖が下がった後はグリコーゲンは利用できますが、インスリンの分泌が遅れていれば、インスリンによって、脂肪燃焼もグリコーゲン利用も糖新生もすべて抑制されてしまいます。一番3時間後が苦しく、パフォーマンスが低下する時間になってしまいます。だから、糖質をエネルギーにしようなんて考えてはいけないのです。

恐らく、血糖値がバタバタの中で試合をすれば、スタミナどころではないでしょう。脳のエネルギーも非常に不安定で思考力も低下しても無理はありません。「ハンガーノック」状態ですね。何せ糖質摂取を強調しているので、こうなってしまったら次の糖質を早く摂らないとなりません。しかし、そうならないようにするのが管理栄養士の仕事では?でも、この発想だとさらに試合前の糖質量を増やすかもしれませんね。悪循環です。また、血糖値の乱高下は炎症を起こし、故障の素です。だから、錦織選手はケガが多いのかもしれません。最初にプロ野球チームの栄養士をして、たまたまチームが優勝して、勘違いしたのかもしれません。野球はピッチャー以外は運動強度がものすごい低いスポーツです。肥満の選手もいっぱいいるようなスポーツですから。

どうか、錦織選手が目覚めて、彼女が間違っていることに気づいて、糖質制限をしてくれたら優勝も間違いないと思います。

錦織選手応援しています!

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