糖尿病性神経障害と低コレステロール

ハリウッド映画の多くでは正義と悪がはっきりしていて、非常にわかりやすくストーリーが展開されます。娯楽作品なので、善悪が分かれていた方が何も考えず楽しめるというのは確かでしょう。 しかし、人間の体はそんなに単純ではないと思

中性脂肪/HDLコレステロール比と心筋梗塞

一般的にはまだLDLコレステロールは悪者扱いです。スタチンをできる限り多くの人に飲ませるためには、LDLコレステロールを悪者扱いするしかありません。しかし、以前の記事「LDLコレステロール値は役に立たない」「LDLコレス

2019年3月の血液検査データ

糖質制限を始めてどれくらいたったでしょうか?最近血液検査をするたびに、毎回、このデータにどんな意味があるのかを考えています。基準値に収まれば健康で、その範囲を外れたら異常である、という単純なものではありません。食事が変わ

糖質制限は非アルコール性脂肪肝を劇的に改善する

糖質制限は血糖値が安定したり、HbA1cが低下したり、体重が減ったりするだけではありません。2型糖尿病の人が1年間糖質制限をすると非アルコール性脂肪肝が劇的に改善します。 非アルコール性脂肪肝は以前の記事「脂肪肝はただの

もしもLDLコレステロールが高いことがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいとするならば…? その3

LDLコレステロール減少の割合とアテローム体積の変化の比較した研究があります。プラバスタチンと比較してアトルバスタチンの方がアテローム性動脈硬化症の進行をより抑制できるというのです。(図は原文より) LDLコレステロール

もしもLDLコレステロールが高いことがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいとするならば…? その2

もしも、LDLコレストロールが高くなることがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいと考えるならば、非常に疑問があります。 もしこの仮説が正しいのであれば、LDLコレステロール値が高くなるとアテローム性動脈硬化症

血糖値スパイクは冠動脈のプラークを不安定にするかもしれない

スタチンを飲んでいるにもかかわらず、多くの人は冠動脈疾患のリスクが減少しません。実際にはスタチンの使用している人の冠動脈の状態は血糖値スパイクに大きな影響を受ける可能性があります。 今回の研究では、経皮的冠動脈形成術(P

100歳以上の高齢者では医学的な心血管危険因子から見ると不健康?

人生100年時代と言われます。100歳以上でも生きている高齢者は健康なのでしょうか?健康とは何なのでしょうか? 医学が決めた健康的である、ということを見直さなければならないかもしれません。 今回の研究はイタリアの南部の1

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