もう本当の映像かどうかは見抜くことは難しいかもしれない

今年のアカデミー賞で、日本人の辻一弘さんがメーキャップ&ヘアスタイリング賞を受賞しました。テレビで見たところによると、彼は「スターウォーズ」を見て、その特殊技術に魅了され、この世界に飛び込んでいったそうです。

実は私も同じ世代で、私も「スターウォーズ」を見て特殊効果(SFX)、特殊メーキャップなどに魅了されました。そして、その世界に飛び込んでいきたいと思いました。しかし、私は勇気がなく、普通の生活を送る道を選んでしまいました。だから、現在医師をしていますが、彼のような人を尊敬してしまいます。

報道で、彼は若い人へのアドバイスとして、「他人の意見は聞くな」と言っています。確かに、成功してから言うと説得力がありますが、全員が成功するわけではないので、意見も聞かずに失敗すれば「ほら、見たことか!」と言われるでしょう。他人の意見を聞く私はたぶんただの凡人なんでしょう。

ところで、現在の映画はCG主流となりました。私が子供の頃のCGと言えば、「トロン」という古いテレビゲームに毛が生えたようなCGでした。それでもすごいな!と思っていました。しかし現在のCGは本当に現実と見分けがつきません。

普通の映像に見える場面でも、非常に多くのCGが使われています。しかも全く違和感を感じません。

次の動画を見てください。

あなたはこの映像をパッと見て、CGだと思いますか?言われてみればちょっとだけぎこちなさはありますが、ここまでリアルに人間を表現できる時代です。「スターウォーズ ローグワン」では若かれし頃のレイア姫が映像で蘇りました。すごい進化です。

つまり、映像だけであればもう不可能なことはないのです。現実の映像なのか、CGなのかわかりません。某国の軍事パレードの映像ももしかしたらCGかもしれません。

CGをうまく使えばエンターテインメントになりますが、悪用すれば国民を騙すことさえ可能です。さらに情報の真偽をしっかり考えないとならない時代になりました。

若者へのアドバイスは「他人の意見は聞くな」アカデミー賞受賞の辻一弘さん

3/21(水)  産経新聞より

若者へのアドバイスは「他人の意見は聞くな」アカデミー賞受賞の辻一弘さん
オスカー像を前に会見に臨む辻一弘さん=20日、東京都千代田区(飯田英男撮影)
米アカデミー賞で日本人初のメーキャップ&ヘアスタイリング賞に輝いた辻一弘さん(48)が、居を構える米ロサンゼルスから一時帰国し、20日、東京都内で記者会見に臨んだ。オスカー像を手に会見場に現れた辻さんは「日本での反応に驚いています。(オスカー像は)歴史を感じる重みと実際の重みの両方で重たいです」と笑顔で語った。

辻さんは、英国映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(30日全国公開)で特殊メークを担当し、主演のゲイリー・オールドマンさんをチャーチル元英首相そっくりに変身させた。オールドマンさんもアカデミー賞主演男優賞を受賞しており、「一番大きな賞であるオスカーを2人で獲れたときは非常にうれしかった。じっくりと話をする機会がまだないので、もう少し落ち着いたら会う予定です」と喜びを口にした。

京都生まれの辻さんは、独学で特殊メークを学んだ後、平成8年に渡米。ハリウッドで活躍したが、24年に現代美術家に転身した。若い人へのアドバイスを求められた辻さんは「いつも他人の意見を聞くなと言っている。自分の心の中は自分にしかわからないので、ほかの声を聞いたり流されたりするとどうしても後悔する。後は10年間続けること、海外に1カ月以上1回は住んでみることが大事ですね」と話していた。

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