妊娠中の糖質過剰摂取が子供の知能に悪影響を与えるかもしれない

妊娠中の母親の食事は胎児にとって非常に重要です。以前の記事「糖尿病がなくても、妊娠中の高血糖は赤ちゃんに先天性心疾患のリスク増加をもたらす!」などで高血糖と赤ちゃんの心臓への悪影響について書きました。また「妊娠中の母親の糖質摂取量は、生まれてくる子供のアトピーや喘息に関連している」ではアレルギー疾患と糖質摂取との関連を書きました。今回は知能についてです。

妊娠中や幼児期の糖質過剰摂取が知能の低下を起こす可能性があるというのです。

例えば、母親の砂糖消費量で見てみると、小児中期カウフマン短期知能検査(KBIT-II)非言語スコアが、15グラム/日あたり-1.5点低下するということです。この低下がどの程度影響するのか、どの程度大きなものかは、不勉強で知識がないのでよくわかりません。しかし、影響がないわけではなさそうです。

この研究の結果は以下のようです。

・母親の砂糖消費量、特に砂糖含有飲料は、新規の問題を解決するための非言語能力を含む児童の認識力の低下と言語記憶の低下と関連していた。
・母親の砂糖含有飲料の消費は、言語的な知識と非言語スキルの両方に関連する全体的な知能の低下と関連していた。
・母親のダイエットソーダの消費は、幼児期の微細運動、視覚的空間および視覚運動能力の低下や小児期中期の言語能力の低下と関連していた。
・小児期の砂糖含有飲料の消費は、小児期中期の言語知能の低下と関連していた。
・幼児期における果糖と果物の両方の消費は、いくつかの領域でより高い認識力スコアや受容的な語彙の向上と関連していた。
・果物はさらに、幼児期の視覚運動能力の向上や小児期中期の言語的な知性の向上と関連していた。
・フルーツジュースの摂取は認識力の改善とは関連がなく、それはフルクトース自体ではなく、ファイトケミカルなどの果物の他の側面からの利益であることが示唆されるかもしれない。

胎児や生まれたばかりの赤ちゃんのエネルギーはケトン体でと考えられていますし、ケトン体は脳を構築するコレステロールに変換されるとされ、それ以外にも重要な役割があると考えられます。脳の発達にケトン体は必須です。(「ケトン体は胎児、新生児に必須のものである」参照)

そう考えると、ケトン体の合成を妨げる糖質過剰摂取が胎児の脳にとって悪影響を与えることは容易に想像できます。

妊娠する前から糖質制限をはじめましょう。

「Associations of Prenatal and Child Sugar Intake With Child Cognition」

「子どもの認知と出生前や小児の砂糖摂取との関連」(原文はここ

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