ドクターシミズのウルトラランナーへの道2016 その3

これまでは平坦な道でしたが50km近くになると上り坂があります。その後は何度かアップダウンが続きます。昨年は最初から中盤での上り坂は歩くと決めていましたが。今年は行けるところまでは上り坂もペースを落として走ろうと考えていました。しかし、何度か登っているうちに歩きが入るようになってしまいました。しかし、それも仕方ないと考え、下りで挽回することを考えました。

54.5kmにはレストステーションがあります。まずトイレに行き、それから荷物を受け取り、サプリメントをウエストバッグに入れて、レモンを口にし、お茶を飲んだ後すぐに出発しました。止まってしまうと足の筋肉が固まって、その後上手く走れないことや気力が萎えてしまうことを考え短時間で出発です。

レストステーションの後もまた上り坂です。

60km過ぎには最大の試練がやってきました。脳が本当にレースを止めたがって仕方ないんです。ネガティブな考えばかり頭に浮かんできます。中々消えません。「何でこんな苦しいレースに出たんだ!」「もう絶対来年は出ないぞ!」「別にリタイヤしたっていいだろ!」「早くリタイヤしよう!」次々に脳が語り掛けます。「ここでジョミ」の出番です。甘さで脳を騙すことが狙いです。意外と上手く騙されたようで、ネガティブな考えが起きなくなりました。63.5kmでスペシャルドリンクを取り、65km付近は「魔女の森」と言われている森に入ります。

68kmにはサロマの名物食事処「白帆」の私設エイドがあります。ここで、昨年は冷たい濡れタオルを頂きましたが、今年は温かい濡れタオルでした。何と気の効いたまさしく「あったかい」タオルでした。そしてお茶も温かいお茶が用意されていました。めちゃくちゃうれしかったですね。涙が出そうでした。

今年は雨のためか旅人宿さろまにあんという民宿の大漁旗は地上の台の上で振ってくれていました。

75km手前にサロマ湖鶴雅リゾートの私設エイドがあります。ここには毎年恒例のおしるこやそうめんが置いてありましたが、私には今年も関係ありません。

80kmのスペシャルドリンクを取るといよいよワッカです。昨年の苦しさが蘇ります。ここでも「ここでジョミ」を使いました。でも、何だか1回目よりも脳が騙せません。さらにワッカに入ってから一段と寒く感じました。低体温なのか震えている人もいます。

あと20kmです。しかし、昨年よりもここまでが長く感じました。リタイヤしたくてリタイヤしたくてたまらないことが何度もありました。そしてワッカに入ってからも、いたるところにリタイヤのための待機場所があります。90kmぐらいまでは何度そこに行こうかと思ってしまうほどでした。特に、腰の曲がったおばあちゃんに抜かれた時はショックでした。すごい強者がいるもんですね。しかし、今年は90kmからは「もう少しだ!」という気持ちが起きて、それなりに(と言ってもペースはあまり早くはありませんが)走ることができました。昨年はあと5kmまでは地獄の様に感じていましたから。すでに今回の目標としてきた11時間切りは困難な状態でしたができる限り自己ベストを縮めようという思いがありました。ちょっと昨年より成長しました。(ちょっとだけですが)

最後は今年も何人も抜いて走ることができ、見事!ゴール‼

20160626161139

11時間11分39秒

来年は11時間を切るぞ!

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