イーライリリー社、アルツハイマーの治療薬「ソラネズマブ」開発失敗。エーザイの新薬「アデュカヌマブ」も同様か?

アメリカの大手製薬会社のイーライリリー社はアルツハイマー型認知症の治療薬「ソラネズマブ」を開発していましたが、今回治験で有効性が確認されず。失敗に終わりました。

米イーライ・リリー、アルツハイマー新薬製品化断念

2016/11/24 7:41 日本経済新聞より

 【ニューヨーク=高橋里奈】米製薬大手のイーライ・リリーは23日、初期のアルツハイマー型認知症向け新薬「ソラネズマブ」の臨床試験で有効な結果が得られなかったと発表した。第3段階の臨床試験で認知能力の低下に歯止めをかけることを証明できず、規制当局への申請を見送ると決め、製品化を断念した。同社は製薬業界で認知症治療薬の開発をリードし、患者からの期待も高かった。

 イーライ・リリーは第3段階の臨床試験の結果を受け、10~12月期に税引き前で1億5000万ドル(約168億円)の費用を計上する。ジョン・レックライター最高経営責任者(CEO)は「アルツハイマー型認知症の症状を緩和させる新薬に期待していた数百万人の人びとのことを思うと失望している」とし、ソラネズマブを含むアルツハイマー型認知症治療薬の開発計画を改めて査定するとした。

エーザイも同様の作用を示す新薬「アデュカヌマブ」を開発しており、こちらもどのような結果が出るかはわかりませんが、失敗に終わるかもしれません。実際にアデュカヌマブは脳のアミロイドβというタンパク質を除去する効果が認められたようですが、次の記事のように副作用があるようです。この研究では165人の内半分の82~83人に実際の薬が投与されたのですが、ほぼ半数の40人が治療を中断してしまっています。脳浮腫などが原因のようですが、半分の確率で脳浮腫が起きて治療を中断せざるを得ない薬は怖くて使えません。

アルツハイマー病新薬、脳のたんぱく質除去に効果 英誌

2016.09.01 CNN.co.jpより


(CNN) 米バイオ医薬バイオジェン社が開発したアルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」の臨床試験で、初期のアルツハイマー病患者の脳内にある有害なたんぱく質を除去する効果があるとの研究結果がこのほど、英科学誌ネイチャーで発表された。このたんぱく質は、脳の細胞内のプロセスの妨害や、神経細胞間の連絡遮断に大きな役割を果たしている。

高齢者の脳にはたいてい、このたんぱく質が蓄積されているものだが、アルツハイマー病の患者では非常に多い傾向があることが知られている。現在、アルツハイマー病の認知症状を緩和する薬はあるが、根治する薬はない。

今回の試験の主な目的は脳に及ぼす効果を見きわめることではなく、安全性について調べることだった。ところが、新薬の投与を受けた患者の一部では、偽薬を投与された患者に比べて症状が軽減された。

この研究では165人の患者を2つのグループに分け、月に1回のペースで片方のグループにはアデュカヌマブを、もう1つのグループには偽薬を54週間にわたって投与した。

患者の脳をスキャンして調べたところ、アデュカヌマブを投与されたグループでは、投与量にかかわらず有害なたんぱく質の減少がみられた。また、減少が最も多かったのは、アデュカヌマブの投与量が最も多かったグループだった。

ただし、今回の試験では被験者40人が治療を中断している。ほとんどのケースでは脳のたんぱく質の除去に伴う脳浮腫などの副作用が原因だった。新薬の効果を実証するには、もっと大きな規模の臨床試験が必要となると専門家は指摘している。

どちらにしても根治薬ではありません。病気はなってから治すのではなく、病気にならないように予防することが重要です。なぜなら、この薬のように病気を根本的に治す薬はほとんど存在しないからです。薬はあくまで対症療法であり、治療ではありません。アルツハイマー型認知症は「第3の糖尿病」「脳の糖尿病」と言われるぐらい糖質過剰摂取と関連があります。20代で糖質摂取量半分、40代以降は糖質摂取量4分の1を目指しましょう!そして、タンパク質と良質の油をしっかり摂りましょう!

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