GI値(グリセミックインデックス)は当てにならない

GI値(グリセミックインデックス)についてコメントをいただきました。ありがとうございます。

シミズ先生
いつも拝見させて頂いております。
糖質制限を行っていく上で毎回ご参考にさせて頂きております。

一点、シミズ先生のお考えをご教授頂きたくご配慮頂ければ幸いです。
昨今の糖質制限の話題の中で「グライセミック・インデックス(Glycemic Index)」いわゆる「GI値」に関しましての話題を目にする機会が増えています。
同じ糖質量であっても血糖値の上がり方に差がありGI値を基に食品選択を行う必要性があるとの事です。
(EX.うどんと蕎麦、糖質量は蕎麦が少ないがGI値は蕎麦の方が低い)
果たして正論か否か難しい内容とは思いますが何卒宜しくお願い申し上げます。

GI値に関しては私はあまり当てにならないと考えています。前著「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない」でも書いたのですが、そのもととなる研究をご紹介します。(図は原文より)

上の図は糖質50gを含む白パン(white bread:日本でいう食パンだと思います)を食べたときのGI値の個人内および個人間変動を示しています。個人内の変動というのは何度も同じパンを食べて測定していますが、その変動を示してます。

そうすると、人によっては個人内の変動が非常に小さい人もいますが、非常に広い範囲のGIを示す人もいます。また同じ糖質量のパンを食べても個人間で非常にGIの違いが認められます。

そして同じ人であっても個人内の変動で、GI値が60以上変動する人もいるのです。

参加者のうち、22人では低いGI値(GI:35〜55)、23人では中程度(GI:57〜67)、18人では高いGI値(GI:70~103)と見事にバラバラのGIだったのです。平均すると62.4というGI値ですが、「白パンのGI値は62です」とすることは何の意味もないことがわかります。

GI値は参考程度になるかならないか、非常に微妙な指数です。個人内の変動が少ない人ではある程度参考になるかもしれません。しかし、世の中で言われているGI値はどこの誰だかわからない人のGI値を平均したものだと思います。それが自分に当てはまるかどうかは全くわかりません。

GI値を参考にして食事を選択することはやめた方が良いでしょう。

「Estimating the reliability of glycemic index values and potential sources of methodological and biological variability」

「血糖指数値の信頼性および方法論的および生物学的変動の潜在的な原因の推定」(原文はここ

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コメント

  1. こんさん より:

    シミズ先生
    いつもお世話になっております。
    グライセミック・インデックス(Glycemic Index)の関しましての分かり易い具体的なご解説ありがとうございます。
    今後の糖質制限の指針とさせて頂きたいと思います。
    ありがとうございます。