現在、どれほど多くの人がPPI(プロトンポンプ阻害薬)を長期に使用しているでしょう。 急性冠症候群でクロピドグレルが処方されますが、PPIはこのクロピドグレルの効果を減弱するようです。 急性冠症候群により治療を受けて、退
投稿者: Dr.Shimizu
いまだに続く女子長距離ランナーの鉄剤注射
女子の駅伝選手に鉄剤の注射がいまだに行われていることが報道されました。 無知な指導者も悪いですが、実際に注射を処方したのは医師です。これは治療ではなく、傷害事件です。 選手の方はこのようなパワハラ指導者には逆らえないので
脳卒中予防にタンパク質
高齢者になると、健康のためにと思って、野菜ばかり食べている人がいます。そのような人ではタンパク質が足りない場合が多いことと、動物性タンパク質が不足します。白米に野菜だけをおかずにする食事は非常に質の低い食事です。筋肉も少
フルマラソンは心臓の負担を増加させるかもしれない
健康のためにランニングをしている人も多いでしょう。私もランナーですが、フルマラソンのような非常に長距離のレースは過酷であり、本当に健康に良いのか有害かははっきりしないところもあります。 今回の研究では10km、ハーフマラ
アルコールとインスリン抵抗性
お酒は適量であれば健康に良いと考えられています。糖質制限をしても、お酒の種類を選べばアルコールはOKだとされていますが、やはり飲み過ぎは良くない可能性が高いと思います。 この研究では、2型糖尿病、インスリン分泌障害または
尿酸値が高いことは悪いことなのか? その2 認知症
前回の記事「尿酸値が高いことは悪いことなのか? その1 骨と筋肉」では、尿酸値が高い方が骨密度が高く、骨折が少なく、筋肉量も多いことを書きました。 尿酸値が高い利点はそれにとどまりません。 今回は認知症です。4618人の
アメリカではメタボではない人の方が珍しい
アメリカの成人ではたった12%だけが代謝的に健康であるという、思った通りですが、驚くほど深刻なデータが発表されました。代謝的に健康であるというのは以下の通りです。 腹囲 102cm未満(男性)、88 cm未満(女性)
糖尿病性腎症はビタミンB群のサプリで悪化するかもしれない
ビタミンBは非常に重要なビタミンです。ビタミンCと並んでビタミンB群をサプリメントで摂取している人も多いと思います。 糖尿病性腎症では、高ホモシステイン血症が頻繁に観察されます。ビタミンB群(葉酸、ビタミンB6、およびビ
家族性高コレステロール血症から考える 高LDLコレステロールは心血管疾患の原因ではない その5 家族性高コレステロール血症にはスタチンは禁忌ではないか?
以前の記事「家族性高コレステロール血症から考える 高LDLコレステロールは心血管疾患の原因ではない その1」「その2」「その3」「その4」で、LDLコレステロール値が高いことは心血管疾患の原因ではないことを家族性高コレス
エネルギー消費量は食事で変わる
エネルギー消費量は体重と共に増減すると考えられています。1日のエネルギー消費量の推定値は基礎代謝量に身体活動レベルをかけて計算するのですが、この基礎代謝量は体重がもとになります。体重が減少すると、それ以上の体重減少を防ご