前回の記事「その3」では内膜の肥厚がなぜ起こるのか、疑問を呈しました。これまでのアテローム性動脈硬化症の発生の仮説では、血管内皮が傷つき、LDLが入り込み、内膜でマクロファージに取り込まれ、それが泡沫細胞になりアテローム
カテゴリー: その他
薬ってそんなに必要ですか?理解して飲んでいますか?
日々診療を行っていて、いつも疑問に思うことがあります。それは高齢者の患者さんで本人やその家族の方が、何のために薬を飲んでいるのかわからない方が非常に多いことです。 こちらが患者さんの飲んでいる薬に疑問に思って、それについ
高齢者は安静にしすぎると、筋肉の回復が難しくなる
高齢になってくると当然筋肉が落ちてくるのは仕方がないことだと思います。しかし、だからと言って、休んでばかりいるとさらに筋肉の低下は進んでしまいます。若い人と比べて、一旦落ちてしまった筋肉を戻すことは非常に難しくなります。
白身だけよりも卵全部を食べた方が運動後の筋肉合成は増加する!
以前の記事で、野球のソフトバンクの選手が糖質制限をしているときに、卵は白身だけを食べていました。しかし、最近の研究では、白身だけよりも全卵を食べた方が筋肉量は増加するようです。 平均年齢21歳の若年男性の運動回復時に、白
LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その2
前回の記事で、これまで説明されてきたアテローム性動脈硬化症のできる過程に疑問を呈しました。疑問はまだまだあります。 通常、上記の図のように、sdLDL(小さな粒子の密度の高いLDL)は血管内皮
ケトン体質でイギリス人が大西洋横断世界記録を破った!
この4人のイギリス人は、29日で大西洋をボートを漕いで横断する世界記録を破りました。これは今までよりも5日も早い記録です。彼らはケトジェニックダイエット(糖質制限食でスーパー糖質制限食よりももっと糖質を少なくするようなも
妊娠中のアセトアミノフェンの使用はやっぱりリスクを伴うかもしれない
以前の記事「妊娠中のアセトアミノフェン使用で生まれてくる男の子が女性化?」で妊娠中のアセトアミノフェンの使用について警笛を鳴らしましたが、様々な報告が出続けています。やっぱり、妊娠中の使用は避けた方が無難でしょう。胎児テ
皮膚にシールを貼るだけで血糖値測定ができる?
フリースタイルリブレという24時間ずっと持続的に血糖値(グルコース値)を測定できる非常に興味深い機器が発売されて、私も時々使っています。(「フリースタイルリブレを使った人体実験 その19 恐怖のファストフード 機能性低血
人間型ロボットの誕生が近づいているかもしれない
コロンビア大学の研究者が、3Dプリントされ、筋肉を模倣した人工的な活性組織を作り出しました。この新しい材料は、自然の筋肉の15倍のひずみ密度(グラム当たりの膨張)があり、その材料の重さの1000倍の重さをも持ち上げること
エリザベス女王は糖質制限がお好き?
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 さて、今年最初の記事です。 The Telegraphに 「A menu for the Queen from birthday meals