先日の記事「フェリチンとアルコール」でも書きましたが、有害性がわかった上でそれを敢えて摂取することは何の問題もないと思います。それがたとえ糖質であっても、それは本人の自由です。そして本人の課題です。私が目の前まで行って、
カテゴリー: 病気
フェリチンとアルコール
少し前の夏井先生のホームページで次のような記事がありました。(記事はここ) 「エタノールは少量でも体に悪いのは当たり前です。エタノールの分解に肝臓が総動員体制になるのが何よりの証拠です。つまり,果糖と同じくらい体に悪い物
アメリカ人のフェリチン値は?
アメリカでは小麦をはじめ様々な食品に鉄が添加されています。ということは、さぞかしアメリカ人のフェリチン値は高いと想像できると思います。女性なら100以上がほとんど、男性なら200や300は当たり前、と思っていませんか?
リリカで自殺行動リスクが上昇
リリカは様々な副作用を示します。眠気やふらつきなどは良く起こり、体重増加や浮腫もあります。以前の記事「もしかしたら、我々医師が高齢者ドライバーの事故に加担している可能性がある」で書いたように、リリカの副作用で交通事故を起
糖質過剰摂取とインフルエンザ重症化
神経ぺプチドY(NPY)というものをご存じでしょうか? 神経ペプチドは脳(中枢)だけではなく末梢神経系にも存在し、細胞間の信号伝達分子として働いています。脳の視床下部の弓状核は摂食行動制御の中心に位置すると考えられていま
糖質と鉄のただならぬ関係 その3 安全神話は本当か?
前回の記事「糖質と鉄のただならぬ関係 その1」「その2」では、鉄と糖尿病の関連の仮説を述べました。そこで、最後に疑問が残りました。それは鉄は人体の中で安全に取り扱われていると考える安全神話についてです。 まずは「鉄は吸収
遺伝子変異と食後高血糖
遺伝子のことについては私は詳しくありません。それほど好きでもありません。しかし、その概要は非常に興味深いものがあります。 どうやら現代の高糖質食に対処するために進化した遺伝子変異が存在しているようです。その変異が存在する
糖質と鉄のただならぬ関係 その2
前回の記事「糖質と鉄のただならぬ関係 その1」では、すい臓のβ細胞がインスリンだけではなく、鉄を制御しているホルモンも同時に分泌していることを書きました。今回はその続きです。 すい臓という臓器の構造やメカニズム、代謝など