最近の江部先生のブログで「フェリチン高値とインスリン抵抗性」の話題が少し出ました。江部先生も知らなかったと言っていましたが、私も知りませんでしたので、調べてみました。そうしたら、ザクザク数え切れないほどの論文が出てきまし
カテゴリー: 病気
「がん消滅の罠ー完全寛解の謎」面白かったです。
普段あまり小説は読みません。小説のあの独特のセリフ回しによるストーリが展開するのがあまりなじめないのです。普段では絶対にしないような会話が多く、非常に不自然に感じてしまいます。 そんな中ちょっと話題になり興味もあったので
高齢女性はスタチンを摂るべきではないかもしれない
以前もスタチンに関する記事を書きましたが、今回はスタチンが糖尿病を増加させるという内容です。このことはかなり以前からわかっており、新しい内容ではありませんが、かなりその割合は高く、しかもスタチンを使う量が多くなればなるほ
がんの治療に対する高カロリー輸液
小林麻央さんが自分が非常に痩せてしまったこと、高カロリーの点滴を毎日していることなどを書いていました。 そこで、疑問に思ったことは、高カロリー輸液はがんの患者に本当に必要な治療なのか、ということです。必要というよりも有益
米食品医薬品局(FDA)は5月18日付けで、SGLT2阻害薬下肢切断リスクに関する警告を発出
Medical Tribune によると米食品医薬品局(FDA)は5月18日付けの安全性情報で、SGLT2阻害薬カナグリフロジンの下肢(足・脚)切断リスクに関する警告を発出しました。 米で警告、カナグリフロジンの下肢切断
「健康な」肥満は幻想かもしれない
ときどき、かなりの肥満にも関わらず、血液検査などを行っても全く異常が見つからない方もいます。そのような「健康な」肥満というのは本当は健康のリスクは高くはないのでしょうか? そのことを調査した研究がヨーロッパで発表されまし
ナッツは大腸がんの再発と死亡率を大幅に低下させる
みなさんはナッツを食べていますか?今回、ナッツが大腸(結腸)がんの再発率と死亡率を大幅に低下させたという研究が発表されました。死亡率は半分以下です。しかも週に57g以上のナッツです。ほぼ毎日ひとつかみ食べている私は軽くク
世界で最も肥満が多い国トップ10 2017
世界中で肥満が問題になっています。最新の統計ではどの国が肥満の割合が高いのでしょうか?私は実はアメリカだと思っていましたが全く状況は違うようです。記事によれば、2017年には世界の成人の約40%が過体重に分類される可能性
ビタミンのサプリメントは本当に有益か?抗酸化物質の暗黒面その2(人間の場合)
前回の記事に続いて、人間での抗酸化物質の暗黒面を見ていきましょう。 疫学研究によると、ビタミンや他の抗酸化物質が豊富な果物や野菜をたくさん食べる人は、長く生きる傾向があり、そうでない人に比べてがんを発症しにくい傾向があり
ビタミンのサプリメントは本当に有益か?抗酸化物質の暗黒面その1(動物実験)
以前の記事で、「ビタミンCとビタミンEのサプリメントは運動による効果を弱めてしまう」というのを書きました。今回は2回にわたり、もう少し難しい説明になりますが、抗酸化作用のあるビタミンのサプリメントの暗黒面を見ていきます。