アメリカの新しい血圧の指針 クレイジー!

米国心臓協会(American Heart Association)と米国心臓病学会(American College of Cardiology)によって出された新しい血圧のガイドラインでは、血圧が130/80以上は高血圧とすると言っています。非常に恐ろしい話です。クレイジーです。

そこまでして患者を増やし、薬を売りたいのでしょうか?ことあるごとに、様々な基準値を下げて、患者を増やす努力をしてきました。血圧だけでなく、コレステロールについてもご存じのとおりです。そして、高額ないくつもの薬を処方して、本当にみんなが健康になったのでしょうか?

今回のガイドラインのもとになった研究では血圧の目標値を140未満にした場合、約6.8%が3.26年の間に心血管イベントの経験しました。血圧の目標値を120未満にした場合は約5.2%が心血管イベントを経験しました。たった1.6%の違いです。死亡率も4.5%と3.3%と1.2%の違いしかありません。しかも、低血圧や失神、急性腎障害または急性腎不全、電解質異常、特に重篤な低ナトリウム血症などは血圧を120未満にした方が多かったのです。

このガイドライン通りに高血圧を考えると、アメリカ人の約半分が高血圧ということになります。製薬会社も医者も大儲けです!

日本もマネをして、このような高血圧のガイドラインとなるのでしょうか?私は無視します。非常に高齢の患者さんが何種類もの血圧の薬を投与されていることがよくあります。そして普段の血圧は100以下だという人もいるのです。びっくりです。処方している医師は何を考えているのでしょうか?

血圧は本当に低い方が良いのでしょうか?あなたの血圧が130を超えたとき、医師が血圧の薬を処方しようと言ったら、あなたはどうしますか?クレイジーな世の中になってしまいました。あと20年したら、血圧は100未満でないと血圧の薬を処方される時代が来るかもしれませんね。みんな立ち眩みやめまい、失神で倒れそうです。認知症も増えるかもしれませんね。

本当に自分で考えなければならない時代です。血圧は食事と大きく関わっています。多くの糖質制限をしている人が血圧が下がることを経験しています。血圧を上げているのは糖質そのものと、糖質による動脈硬化です。糖質制限をすれば薬から解放される可能性さえあります。

JAMAに今月出た研究の結論では、血圧を下げる治療はベースラインの血圧が140mmHg以上であれば、死亡リスクと心血管疾患リスクの低下と関連しているが、それより低い血圧レベルでは、治療は一次予防におけるいかなる利益とも関連していない、と言っています。

130が高血圧はやり過ぎです!このひどいガイドラインを出した米国心臓協会のジョン・ワーナー会長は52歳にして、自分が心臓の発作を起こしステントを入れたそうです。自分さえ守れない方たちがクレイジーなガイドラインを作成しているようです。

「A Randomized Trial of Intensive versus Standard Blood-Pressure Control」

「集中的な血圧コントロールと標準的な血圧コントロールのランダム化試験」(原文はここ

「Association of Blood Pressure Lowering With Mortality and Cardiovascular Disease Across Blood Pressure Levels  A Systematic Review and Meta-analysis」「血圧レベルによる血圧降下と死亡および心血管疾患との関連 体系的なレビューとメタ分析」(原文はここ

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