片頭痛の病態はいまだ解明されていません。その原因の仮説は、血管説、神経説、三叉神経血管説があります。どれも脳の中で起きている現象を原因にしたものです。もちろんどれが本当なのか、どれも間違っているのかわかりません。 治療は
カテゴリー: ケトン体
糖質制限VS脂質制限 その2
以前の記事「糖質制限VS脂質制限 その1」の続きです。14日間糖質制限をした場合と脂質制限をした場合でどのように違うか分析した研究です。(図は原文より) 上の図は様々なパラメーターの変化です。空腹時血糖やインスリンは糖質
糖質制限とカロリー制限とLDLコレステロールなどのデータ変化 その2
以前の記事「糖質制限とカロリー制限とLDLコレステロールなどのデータ変化 その1」の続きです。コメントおよび質問内容は「その1」を見てください。今回の記事は質問の答えになっているかどうかは微妙な内容ですが…(←三点リーダ
糖質をエネルギー源にすればするほど体は蝕まれていく
我々人間は生きていくために体の中でエネルギーを作り出さなければなりません。そのエネルギー源は当然食べたものから吸収して、代謝してエネルギーにします。エネルギー源は主に「糖質」か「脂肪酸+ケトン体」です。 糖質をエネルギー
心臓も腎臓もケトン体好き
以前の記事「脳はケトン体好き」では脳がケトン体好きであることを書きました。しかし、ケトン体のことを好きなのは脳だけではありません。 ケトン体が体にとって有益であることは、いまや常識(?)ですが、そのケトン体を簡単に増やす
脳腫瘍に対する糖質制限の効果と限界
以前の記事「高血糖は脳腫瘍の生存期間を短くする」では、高血糖が脳腫瘍の中で最も悪性である膠芽腫(グリオブラストーマ)の生存期間を短くしていることを書きました。そこで、がんにエサを与えないために、糖質制限食やケトン食を行え
膀胱の壁は単なる壁ではない
前回の記事「尿漏れする前に糖質制限」に対して、コメントをいただきました。 先生いつも情報ありがとうございます! 私も糖尿病性ケトアシドーシスで入院する1か月ぐらい前から少量の尿もれがあり「年齢のせい?まさかね…まだ30代
難病と糖質制限、ケトン体
いわゆる難病は、昔は「不治の病」と考えられていましたが、医療の進歩により克服された疾患もあります。ただ、根本的な治療は困難であり、慢性的な経過をたどる疾患が「難病」であるとされています。 その難病の中で「封入体筋炎」とい
軽度認知障害(MCI)にはケトン体を、そうなる前に糖質制限を
認知症は世界的に増加しています。認知症の前段階と考えられている軽度認知障害(MCI)から認知症に移行するのは年10%程度と考えられています。 厚労省の以前の「認知症予防・支援マニュアル」では次のように書かれています。 「