糖質制限をすると食後の眠気が非常に少なくなることが多いです。なぜ、食後に眠くなるのか、というのは実際にははっきりした理由は解明されていません。ある仮説は、食後高血糖になり、その後急速に血糖値が下がり低血糖になるので、眠気
カテゴリー: 糖質制限
食事の前の運動により血糖値低下効果はあるのか?
先日、運動と血糖値に関するコメントをいただきました。 連投で申し訳ありませんが、昨夜ちょっとした実験をしてみたら、意外に面白い結果が出ましたのでご報告いたします。 目的は運動と(お付き合いを想定して外食時の)食後血糖値の
GLP-1はセカンドミール効果に関連しているか?
以前の記事「血糖値スパイクを抑えるセカンドミール効果は本当か?」では、2型糖尿病において食物繊維にセカンドミール効果は期待できないことを書きました。大学の教授の説明によると、セカンドミール効果のメカニズムは、腸内細菌は水
血糖値スパイクを抑えるセカンドミール効果は本当か?
先日、あるネットの記事についてコメントを頂きました。内容はセカンドミール効果と言われるものについてです。 その記事のオリジナルはここです。「昼食後の血糖値スパイクを抑えるには朝食から対策!この食品を食べると良い」 記事の
インスリンとスルホニルウレアは心血管イベントを増加させる
アメリカでは糖尿病の第1選択薬はメトホルミンです。 第2選択の糖尿病薬の開始による心血管イベントの発生はどのようになるのでしょうか? DPP-4阻害薬(ジャヌビア、エクア、ネシーナなど)、GLP-1受容体作動薬(ビクトー
血糖値スパイクは冠動脈のプラークを不安定にするかもしれない
スタチンを飲んでいるにもかかわらず、多くの人は冠動脈疾患のリスクが減少しません。実際にはスタチンの使用している人の冠動脈の状態は血糖値スパイクに大きな影響を受ける可能性があります。 今回の研究では、経皮的冠動脈形成術(P
糖質過剰摂取は痩せていても肝臓の脂肪酸合成を大きく増加させる
中性脂肪値を増加させるのは、脂肪摂取によるものではありません。食後に一時的には中性脂肪値の上昇が認められますが、これはカイロミクロンが運んでいる食事からの脂肪であり、すぐに消失します。それ以外の中性脂肪、空腹時の中性脂肪
経口ブドウ糖負荷後2時間血糖値は役に立たない
糖尿病の診断には空腹時血糖値と経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)の結果により次にようになります。(図は糖尿病診療ガイドライン2016より) 空腹時血糖値が正常であり、ブドウ糖負荷後の2時間血糖値が140未満なら、糖尿病では
グーグルトレンド 検索の急上昇ワードで振り返る2018 糖質制限が圧勝!
グーグルは様々なサービスを提供していますが、他のサイトで、グーグルトレンドでケトダイエットを調べているのを見て、糖質制限も調べてみました。まずはアメリカのダイエットの検索ワードです。 Keto dietが圧勝です。ケトダ
乳がんに糖尿病薬を使うと死亡率が高くなる
糖尿病は乳がんのリスク、再発のリスクを高めます。以前の記事「乳がんで糖質制限をした方が良い理由」で書いたように、乳がんの細胞にはインスリン受容体が非常に多くなります。糖尿病をインスリンやインスリン分泌を増加させるスルホニ