「鉄はある種の症状を改善するかもしれないが、ある種のがんを増加させるかもしれない」という記事で書いたように、がんと鉄の関係は明らかにあるようです。乳がんについてもその記事の中で書きましたが、今回はもう少し付け足したいと思
年: 2017年
スタチンの長期使用は乳がんを増加させるかもしれない
日本乳癌学会の乳癌診療ガイドラインの中では「スタチンの服用は乳癌発症リスクを減少させるか」の問いに、証拠不十分としています。これまでの様々な研究では、スタチンの服用が乳がんを減らす可能性を示したり、関連性がないことを示す
マルチビタミンの使用は乳がんを増加させる可能性がある
小林麻央さんが乳がんで亡くなりました。34歳という若さです。何が乳がんにとって良くないのかまだわからないことだらけです。その中で、いくつかの研究論文を取り上げていきたいと思います。 まずはマルチビタミンです。健康のためを
ウルトラマラソンと血液検査2017
今回も100kmのウルトラマラソン前後の血液検査を行いました。 今年はレース前は直前の金曜日の値です。レース後は直後に測定したいのですが、仕方なくレース翌日の昼食前の値です。2年前からのデータを並べてみます。  
ドクターシミズのウルトラランナーへの道2017 その4
ゴールして完走メダルとタオルをもらいましたが、今年は記念撮影をしませんでした。帰りのバスの時間が迫っていたことと、長蛇の列だったことに加え、あまり納得できたレースではなかったからです。 ゴールした後、フリースタイルリブレ
ドクターシミズのウルトラランナーへの道2017 その3(2017.6.30追記)
50km近くになると上りと下りが何度も出てきます。最初の年と同様に無理せず、上りは歩きにしました。体力温存のためです。 54.5kmにはレストステーションがあります。荷物を受け取り、トイレに行き、フリースタイルリブレでグ
ドクターシミズのウルトラランナーへの道2017 その2
スタート後も雨はあまり弱まらず、かぶっていたキャップのつばから、ずっと滴が垂れている状態です。風も少しあり、やはり寒いと感じました。 寒さで汗もほとんどかいていない状態だと思うのですが、汗なのか雨で濡れているのか正直わか
ドクターシミズのウルトラランナーへの道2017 その1
今年もサロマ湖ウルトラマラソンの季節になりました。今年もいろいろと書きたいと思います。結果を先に言うと、完走はできました。何とか。でも、サロマの怖さ、過酷さをはじめて知ったというレースになりました。タイムは12時間28分
日本ハムの近藤選手、椎間板ヘルニアの診断 遅くない?
昨年日本一になり、今年も期待していた我が日本ハムが今年、低迷しています。大谷選手の離脱は大きいですが、その中で打率4割という驚異的な数字を維持していた近藤健介選手が6月初め頃から離脱してしまいました。右太もも裏の張りとい
妊娠中のアセトアミノフェン使用で生まれてくる男の子が女性化?
今回の内容もまたアセトアミノフェンです。先日の記事で、アセトアミノフェンについては中国製の混ぜ物が入っていたことを書いたばかりです。 現在の妊娠中の鎮痛解熱剤の投与の基準はどのようになっているのでしょう。日本産婦人科学会