ファイザーのmRNAインフルエンザワクチンの失敗 その2

ファイザーのmRNAインフルエンザワクチンの失敗 その1」の続きです。その1で治験の対象が18~64歳であったことを書きました。でも、本来であれば、もっと脆弱な65歳以上を対象とすべきですよね?

はい。65歳以上を対象とした試験もちゃんと行われていました。(ここ参照)もともと、2022~2023年の北半球と2023年の南半球からの参加者を募り、それぞれのインフルエンザシーズンに登録され、18~64歳と65歳以上の2つの年齢グループに分けられました。治験には約4万5000人が参加し、うち65歳以上が約2万7000人でした。

もちろん、65歳以上の試験でも、対照群はワクチンを含まないプラセボではなく、従来のインフルエンザワクチンですので、真の効果や安全性は評価できません。

効果を見てみましょう。

ワクチン接種後14日以上経過してから、検査で確認されたインフルエンザの初発例と、それに関連するプロトコルに準拠したインフルエンザ様疾患を報告した参加者の割合は、mRNAワクチン接種群で0.59%、従来のインフルエンザワクチン接種群では0.56%です。全く違いがありませんし、逆にmRNA群の方が多いくらいですね。有意差がないことは承知のうえで書くと、mRNAワクチン効果は-5.8(95%信頼区間:-47.2~23.8)とマイナスになっています。つまり逆効果です。mRNAワクチンは従来のワクチンよりもインフルエンザ発症リスクが高くなる可能性があります。もちろん、従来のワクチンも逆効果でインフルエンザ発症リスクが高くなることをお忘れなく。

他の様々な定義による有効性でも違いが認められません。特に、ワクチン接種後14日以上経過した時点で、修正CDC定義によるインフルエンザ様疾患(あらゆる株に起因する)を伴う検査で確認された症例の初回エピソードを報告した参加者の割合は、mRNA群で0.36%、対照群では0.30%と、mRNA群の方が悪いですね。

ワクチン接種後7日以内に局所反応(注射部位の発赤、腫脹、疼痛など)を報告した参加者の割合は、mRNA群で68.7%、対照群では25.8%でした。

ワクチン接種後7日以内に全身症状(嘔吐、下痢、頭痛、倦怠感、悪寒、筋肉痛および関節痛の新規発現または悪化)を報告した参加者の割合は、mRNA群で58.6%、対照群では34.9%でした。

重篤な有害事象を見てみましょう。死亡例はmRNAワクチン接種群のうち49人が死亡したのに対し、従来のインフルエンザワクチン接種群では46人が死亡しました。

急性腎不全、慢性腎臓病、末期腎疾患、または急速に進行する糸球体腎炎と診断されたのは、mRNA群で23人、対照群では9人でした。大きな違いですね。

急性呼吸不全はmRNA群で17人、対照群では6人でした。

重篤ではない有害事象では、mRNA群22.80%、対照群12.64%と大きな違いがありました。悪寒は4.28%対0.98%、疲労感は11.98%対5.97%、注射部位の痛みは17.64%対6.17%、発熱は1.48%対0.26%とmRNA群が圧倒しています。

その他、関節痛3.00%対1.48%、筋肉痛5.27%対1.84%、頭痛7.69%対3.99%でした。

かなり以前に公表されるはずのこの結果は、隠匿されました。そして、都合の良い(実際には大した効果が示せなかった)64歳までの治験の結果だけを発表しました。ファイザーの隠匿体質は相変わらずであり、それに手を貸す一流の医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」。腐敗はまだ止まりません。

今回のファイザーのmRNAインフルエンザワクチンの論文(ここ参照)を肯定的にとらえる医師がいたら、その医師も腐敗していると考えて間違いないでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です