以前の記事「HDLコレステロールは高ければ良いってもんじゃない?」で書いたように、HDLコレステロール値が極端に高いと、死亡率が上昇するのでは?という研究はあります。 日本人のものではないのですが、必ずしもHDLコレステ
月: 2018年3月
動物園のサルでさえ糖質過剰摂取が問題になっている
イギリスのデボン州の動物園のサルは、人間の考えるステレオタイプのエサによって問題が起きているようです。人間はサルのエサは果物だという型にはまった考え方があるのかもしれませんが、実際の野生のサルは果物を食べたとしても、人間
HDLコレステロールは高ければ良いってもんじゃない? その2
前回の記事「HDLコレステロールは高ければ良いってもんじゃない?」で超高値のHDLコレステロール値は心血管疾患のリスクを増加させる可能性を書きました。 HDLコレステロールにも質の問題があります。HDLコレステロール値と
肥満に関しては異常に寛大な日本人
先日のテレビ番組で渡辺直美さんが大量の食事をしている様子が放送されていました。バラエティー番組なので、それはそれで良いとは思っています。 しかし、違った面からみると日本人は肥満に対して異常に寛大なんだな、と思います。 以
脂肪肝ではビタミンDが低下する
ビタミンD欠乏は健康にとって問題を引き起こす可能性を高めますが、ビタミンDを摂取していれば安心なのでしょうか?私は、肥満や高血糖、インスリン抵抗性、そして特にそれに起因する脂肪肝がビタミンD濃度を低下させているのでは?と
睡眠時無呼吸は脳を障害する?またはその逆かもしれない
睡眠時無呼吸症候群は様々な病気のリスクとなりますが、脳にも影響があります。睡眠時無呼吸が脳の障害を引き起こしたか、脳の障害が睡眠時無呼吸を引き起こすかははっきりしません。脳が低酸素に毎晩さらされることによるのか、脳の機能
すい臓のβ細胞の機能の障害と栄養素の関連
すい臓のβ細胞はインスリンを分泌しています。ですから、β細胞の機能が障害されると、高血糖となり、糖尿病となってしまいます。このβ細胞の機能と食事の中の栄養素摂取との関連を調べた研究があります。 β細胞の機能を測定する方法
HDLコレステロールは高ければ良いってもんじゃない? その1
日本人の大規模なデータを使って、HDLコレステロール値と心血管疾患の関連を分析した研究が最近発表されましたが、その内容は表面的に見るとHDLコレステロール値は高ければ良いとは言えないだけでなく、高すぎるHDLコレステロー
マスコミが作り上げた「怪物」はただの客寄せパンダになってしまうのか?
今年のドラフトの目玉のひとつ、日本ハムの清宮選手が苦しんでいます。以前の記事「日本のマスコミの異常な過熱ぶりが選手をダメする?」でも書いたように、マスコミの騒ぎ方はひどいの一言です。まだ、何も成し遂げていない、ただの高校
20代の若者でもインスリン抵抗性で脳のグルコースの代謝が低下する
以前の記事「ほんのわずかな空腹時血糖の増加でさえ、脳はアルツハイマー様のパターンの反応になる」でも書きましたが、血糖値の上昇やインスリン抵抗性によって脳のグルコースの利用が低下しています。しかも、これは高齢者だけの話では