妊娠中の母親の食事は胎児にとって非常に重要です。以前の記事「糖尿病がなくても、妊娠中の高血糖は赤ちゃんに先天性心疾患のリスク増加をもたらす!」などで高血糖と赤ちゃんの心臓への悪影響について書きました。また「妊娠中の母親の
月: 2018年4月
HDLコレステロールは高ければ良いってもんじゃない? その5
前回の「その4」で書いたように、apoCⅢを含むHDLは、HDLでありながら機能不全を起こし、心血管疾患のリスクを上げてしまうと思われます。つまり、質の悪いHDLなのです。だから、いくらHDLコレステロール値が高くても、
昼間の眠気にご用心!アルツハイマー病の前兆かも?
昼間、無性に眠くなりませんか?糖質をいっぱい食べている人は食後に眠くなることは多いでしょう。糖質制限をすると食後の眠気はかなり改善することが多いようです。 高齢者では昼間の眠気が非常に強いことはアルツハイマー病と関連して
糖尿病の薬を飲んでも、ほとんど死亡率は低下しないかもしれない
糖尿病の薬はもちろん血糖値のコントロールに使用されますが、その重要なアウトカムである死亡率に関しては、あまり期待できないようです。 特にDPP4阻害薬と言われる薬は、プラセボと比較して死亡率を低下させないようです。SGL
さすがです!川内優輝選手 ボストンマラソンで悪天候の中、優勝!
川内選手は本当にすごいです。気温約4度の厳しい冷え込みに大雨、強風の悪条件下で見事、ボストンマラソンで優勝です。しかも、最後は昨年の世界選手権王者のジョフリー・キルイ(ケニア)選手を逆転しての優勝ですから。 本当に毎回様
鉄のサプリメントは成分を選ばないと危険があるかもしれない
鉄が生物には必須であり、鉄欠乏は様々な症状を引き起こす可能性があります。その一方で、鉄の過剰も危険があると言われています。 フェリチンは鉄の貯蔵量を反映していない可能性は以前の記事「フェリチンは鉄の貯蔵量を反映していない
LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その6
よく、LDLコレステロール値が高くなると動脈壁の中に入りやすくなり、アテローム性動脈硬化のプラークができるという説明をされることがあります。しかし、実際の大動脈から得られたプラークを分析すると、そこには平均してVLDL+
中性脂肪が低くHDLコレステロール値が高いと虚血性心疾患のリスクは低い
LDLコレステロール値を低下させることが最も有効な治療であると思っている人が、いまだにいます。それはLDLコレステロールが「悪玉」コレステロールという名前を付けられてしまったことと、それを信じ込まされたことによります。し
糖質過剰摂取は頭頚部のがんを増加させる
以前の記事「簡単に言えば、脂肪は「善」、糖質(炭水化物)は「悪」」で示したPURE試験で述べられたように、炭水化物(糖質)をたくさん食べるほど死亡率は上昇し、脂質をたくさん食べるほど死亡率は低下します。また、糖質の過剰摂