血糖値スパイク(グルコーススパイク)という言葉がテレビでも聞かれるようになりました。食後の高血糖の危険性が本当にしっかりと伝わっているかは疑問ですが。 食後にスパイクするのは血糖値だけではありません。中性脂肪値もスパイク
月: 2018年5月
ブログをご覧の皆様へ 血液データ提供のお願い
私のブログをご覧の皆さまへのお願いがあります。 当ブログで自分自身の血液データを何度か公表してきましたが、たった一人のデータなのでそこからわかることは非常に限られています。そこで、いつもブログを読んでくださっている皆様の
飽和脂肪酸は脳卒中のリスクを低下させ、心血管疾患とは関連していない
飽和脂肪酸は「悪玉」ではありません。もうそんな「昭和」的な考えは捨てましょう。来年で平成も終わるのですから。 下の図は健康な日本人男性と女性(35~89歳 3,731人)を17年間追跡したものです。動物性のタンパク質、動
低いコレステロール値とメンタルの関係
昨日の記事「青山学院大学陸上部の血液データ」で、選手のLDLコレステロール値の低さを指摘しました。LDLコレステロール値が低いと「さすが、アスリートは健康的だな」なんて勘違いする方もいるかもしれませんが、低いコレステロー
青山学院大学陸上部の血液データ
先日のテレビでフリースタイルリブレを使った芸能人の血糖値を測定するという番組がありました。時代は変わりましたね。糖質という言葉が普通に使われ、食べた食事の糖質量が角砂糖何個分であるなど、糖質の害が少しずつテレビでも語られ
バターはあなたに害を与えない
バターを代表とする動物性脂肪は飽和脂肪酸が多いので健康に良くないと以前は考えられてきました。いわゆる「脂肪悪玉説」です。しかし、動物性脂肪を植物性脂肪に置き換えたところ逆に健康を害する人が増えてしまいました。コレステロー
私の小さな危険なLDLはどれくらいあるか?
小さな危険なLDLであるsdLDLを測定するのは通常では行われません。特殊な検査が必要になります。今回、明日香特殊検査研究所の松田さんの多大なご協力のもと私自身のsdLDLを測定しました。 その前に通常でも検査のできるリ
糖尿病に対する1年間の食事による生理的ケトーシスのパワー
以前の記事「中途半端な糖質制限では中途半端な結果になる」で緩い糖質制限である「ロカボ」の糖尿病に対する3年間の結果を書きました。もちろん全く効果がないわけではなかったのですが、非常に「緩い」効果しか得られませんでした。
糖質は閉経を早めるかもしれない
毎日の食事と閉経の時期にはどうやら関連がありそうです。今回の研究で明らかになったことは、糖質が閉経を早め、魚は閉経を遅らせるということです。 生成された炭水化物であるパスタや白米は1.5年閉経が早くなり、savoury
「究極の持久力」 私も負けられません!
日本を代表するトレイルランナーの鏑木毅さんの「究極の持久力」を読ませていただきました。 私と同世代の鏑木さんは、現在もプロのトレイルランナーとして世界の第一線で活躍しています。彼は世界最高峰のウルトラトレイ