前回の記事「糖質と鉄のただならぬ関係 その1」では、すい臓のβ細胞がインスリンだけではなく、鉄を制御しているホルモンも同時に分泌していることを書きました。今回はその続きです。 すい臓という臓器の構造やメカニズム、代謝など
年: 2019年
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は様々な死亡率を上昇させるかもしれない
胃潰瘍や逆流性食道炎などで非常に良く処方される薬のPPI(プロトンポンプ阻害薬)は、様々な病気を引き起こすとも考えられています。(「PPI(プロトンポンプ阻害薬)の暗黒面 その2 PPIは多くの病気を引き起こす可能性があ
糖質と鉄のただならぬ関係 その1
以前の記事「フェリチンと糖尿病」を書きましたが、一部の方はフェリチンが高いのは糖尿病の炎症のせいで、原因と結果が逆だろうと思われたと思います。鉄は非常に生物にとって重要なものであり、糖尿病と関連しているなんて、ドクターシ
薬の併用は新たな病気を作り出すかもしれない
薬は安全なものではありません。医療自体リスクアンドベネフィットで、リスクと利益を天秤にかけ、利益の方が上回ると考えられる場合に医療行為が行われることになっています。医療行為の中で薬を処方することは日常的なことです。しかし
インドでは毎年百人以上の子供がライチを大量に食べて死亡していたなんて… 糖質制限でも注意が必要かもしれない
インドで大勢の子どもが急性脳炎を発症し、死亡したという第一報を聞いたときに、ウイルスか何かの感染症が広まっているのでは?と思いました。しかし、昨日のTwitterに書きましたが、その後の報道を見て、ビックリです。犯人は果
血液型占いではない! O型は出血死リスクが高い?
血液型占いが好きな方もいるかもしれません。私の血液型はO型です。以前の記事「O型の血液型はちょっとだけ心臓が強い?」で書いたように、性格の違いとかではなく、実際に血液の中身の違いがあるようです。前回はO型に有利な結果でし
日本人の場合のフェリチンと糖尿病
前回の記事「フェリチンと糖尿病」に対してコメントをいただきました。ありがとうございました。 はじめまして。毎回Blogの記事を読ませていただき、健康管理の参考にさせていただいております 鉄の取得ですが、欧米では小麦粉に鉄
2型糖尿病の標準的な治療の成績は悲惨
以前の記事「2型糖尿病に対する糖質制限の長期的効果 2年間でも圧倒的! その2」で書いたように、糖質制限をすると2型糖尿病を逆転できる可能性がぐんと高まり、寛解に持っていけることも十分あります。その記事の中で出てきた通常
もしかしたら、我々医師が高齢者ドライバーの事故に加担している可能性がある
高齢者ドライバーの悲惨な交通事故が後を絶ちません。高齢者になってくるとやはり注意力、判断力が鈍ってくる可能性は十分あります。それと共に、高齢者ともなれば様々な疾患、症状を抱えているでしょう。そこで我々医師が様々な薬を処方