前回の記事でダルビッシュ選手も糖質制限をしていることを書きましたが、今回はソフトバンクの柳田選手も糖質制限を行っているという話です。
【ソフトバンク】柳田、鶏地獄ボディーで「体調はすごくいい」グアム自主トレ打ち上げ
1/14(土) スポーツ報知 より
ソフトバンク・柳田悠岐外野手(28)が「ゆで卵地獄」という食事制限に取り組み、肉体を改造した。
当地での自主トレを終了。日本一奪回の先導役になることを心に誓った。一方、代表有力候補となっている3月のWBC出場については、右肘への不安から、慎重に言葉を選んだ。
目をキラキラと輝かせ、柳田が差し入れのスパムおにぎりをほおばった。「(グアムに来て)初めて米を食べました」。9日間のグアム自主トレ最終日。食事制限の成果を実感した。
朝は、ゆで卵8個(しかも、カロリーが低いとされる白身のみ)と野菜、フルーツでスタートした。昼食は鶏の胸肉(120グラム)が3枚乗ったシーザーサラダ。クルトン抜きの徹底ぶりだった。「ゆで卵地獄。とくに鶏肉は見たくない」。炭水化物をほとんど摂取せず、夜もマグロ、イカ、サケなどで栄養を摂取。顔をしかめながら、黙々と口に運んだ。
体重93・6キロ。大きな増減はなくても「去年よりも絞れている。体調はすごくいい」と断言した。昨季は右手薬指を骨折したこともあり、120試合の出場。「ケガ防止もある。体を強くしてケガをしなければ、結果が出ると信じてます」と、上半身の筋トレも初めて取り入れた。周囲が期待しているのは、トリプルスリーを達成した15年のような活躍。「(自分が)変わらんと。やらんといかん」と言葉に力を込めた。
「普通のことをやっても普通の結果しか出ない」。個人スローガンには「限界突破」を掲げた。だから、必死の“食トレ”にも取り組んだ。阪神・糸井らと合同自主トレ。「足もパワーもすごい。ありえない。あんな35歳、日本国内にはいない」と最高の刺激ももらった。もちろん、アルコールも我慢。V奪回のキーマンには相当の覚悟がある。
ゆで卵を朝に8個、白身のみということでしたが、実にもったいない食べ方です。
卵黄の栄養は、カロリーは17g(L1個)で66kcal、脂質5.7g、たんぱく質2.81g、炭水化物0.02g
卵白の栄養は、カロリーは38g(L1個)で18kcal、脂質0g、たんぱく質3.99g、炭水化物0.15g
恐らく脂質が多く、カロリーが高いということで避けたのだと思いますが、ダルビッシュ選手も言っていたように良質の脂質は必要です。動物性脂肪は非常に重要な栄養素です。また、脂質は人体の構成成分に必須のものです。細胞膜は脂質でできています。さらにホルモンの材料は脂質です。脂質を避けてしまえば、一つ一つの細胞が弱くなり、結果的にはケガに結びついてしまいます。スポーツ界にはまだ脂質は摂ってはダメなものという考えが蔓延しているのですね。
さらに卵黄には鉄や亜鉛などのミネラル、ビタミンB群をはじめとする様々なビタミンを豊富に含んでいます。食べないのはもったいない!卵は卵黄と卵白一緒に食べても太りませんから。
鶏の胸肉も脂質が少ないという理由もあるでしょう。さらに胸肉は「イミダゾールジペプチド」という活性酸素を抑える抗酸化作用や、疲労の予防・回復に有効な成分が含まれています。でも、そればかりではなくてもいい気がします。動物性脂肪に対する間違った考えをなくせば、牛肉も豚肉もビタミンやミネラルの点では鶏肉に勝ります。
いぜれにしても、スポーツの世界に糖質制限が広がることはうれしい限りです。しかし、良質の油はたっぷり摂りましょう!糖質制限は高たんぱく、高脂肪、低糖質です!