みなさんの血液検査データ2020 集計 その1 背景

今回の血液データのご提供のお願いに対して、209名の方からデータをいただきました。

この場を借りて深く御礼申し上げます。

なお、まだデータの募集は続けています。まだ入力していない方は是非データのご提供お願いいたします。

最初にお断りしておきますが、今回集めたデータは「自己申告」によるものです。大げさに言えば性善説に基づいています。匿名で集めたデータなので、その中身の信頼性を確かめることはできません。だから、そのことで収集して分析した結果の信頼性をどうとらえるかはそれぞれが判断していください。また、一般的な日本人との比較では統計的な有意差などを求めていません。人数が少ないし、条件が違いますし、そこにそれほど意味を感じていないからです。

ではまずは、今回参加いただいた人の背景を示します。2名はまだ糖質制限をしていない人が含まれています。比較として日本人を無作為に選んだ人のデータ「平成30年国民健康・栄養調査報告」を用います。集計はデータによっては糖質制限をしている人のみのデータです。

まずは年齢です。50代の方が最も多く3分の1以上です。次に60代が約30%、次に40代と続きます。10代0.5%、20代1.4%、30代5.3%、70代6.2%、80代1.4%です。さすがに90代以上はいませんでした。比較的中年、高齢の人のデータですね。若い方ではやはりまだ健康に気を使う人も少なく、参加者も少なかったと思われます。私が糖質制限を始めたのも40歳を超えて、血液検査データに異常値が表れてからです。それまではお腹の脂肪がたっぷりあったのに、気にしていませんでした。

次に性別です。男性が約3分の2近くでした。もう少し女性のデータが欲しかったところです。(男性136名、女性73名)

糖質制限をしている人のBMIは男性平均で21.9、女性では20.6でした。一般の日本人のBMIの平均は20歳以上の男性で23.8、女性で22.5です。一般的な日本人よりもややBMIが低い状況です。

下の図は箱の下側の線が第一四分位数(25パーセンタイル)、箱の中の真ん中の線が中央値(50パーセンタイル)、箱の上側の線が第三四分位数(75パーセンタイル)で、×印は平均値、「第一四分位数-1.5×IQR」がひげの下限、「第三四分位数+1.5×IQR」がひげの上限となり、ひげの下端より小さい値やひげの上端より大きい値を「外れ値」として扱います。IQR(四分位範囲)は「75パーセンタイル(第三四分位数)-25パーセンタイル(第一四分位数)」です。

非常に狭い範囲にBMIの値が集まっています。25パーセンタイルの値は男性で20.2、女性で18.9、75パーセンタイルの値は男性で23.3、女性で21.8です。糖質制限をするとこれくらいの範囲にBMIは落ち着きそうです。

糖質制限歴は5~10年を一つにしたので、当然最も多くなりました。3年以上の人の割合が60%でした。

どの程度の糖質制限をしているかというものですが、日によって違う場合も当然ありますし、あまり細かく分けていないので、答え方が難しかったかもしれません。また、糖質量をちゃんと計っていないことも多いと思いますので、参考程度のデータかもしれません。データを見ると60%の人はスーパー糖質制限でした。意外とプチ糖質制限というのは少なかったですね。ダイエット目的ではなく、健康ために糖質制限をやっている人が多いからだと推測します。

食事についてです。ほとんどの人が夕食を食べています。朝食を食べる人は約60%でした。夕食のみという人は15名(7.3%)でした。

間食は4分の1の人は全く摂らず、半分近い人は小腹が空いたとき時々摂るという状況でした。

飲酒の頻度はお酒を飲む人とほとんどまたは全く飲まない人の割合が約40%ずつでした。全く飲まない人の数は72名(男性37名(28%)、女性35名(48%))でした。お酒を飲む人の一日の飲酒量の平均は男性58.5gで、100gを超える人が17名いました。女性の平均は33.3gで100gを超える人は3名いました。そして100g以上の飲酒をする人のすべての人で、ほとんど毎日飲んでいます。くれぐれも飲み過ぎに注意しましょう。

普段の身体活動は何もしていない人が31.6%でした。その他の人は程度の差はありますが、何らかの活動をしていました。

疾患については何もない人が29.7%、1型糖尿病+2型糖尿病で30.6%でした。

内服薬を飲んでいない人が55%、糖尿病の薬は10%でした。サプリメントを飲んでいない人が44.3%で、それ以外は何らかのサプリメントを飲んでいました。

次回以降、血液データの結果を順次書いていきます。(excelがそれほど得意ではないので、ちょっと時間がかかります。ごめんなさい。)

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コメント

  1. 鈴木 武彦 より:

    糖尿病や認知症を始めとした生活習慣病が多数派を占める世の中で、糖質制限実践者は
    まだ少数派の為で孤独になりがちです。
    こういうデータを見ると、仲間がたくさんいる事が改めて確認できモチベーションも上がります。

    • Dr.Shimizu より:

      鈴木 武彦さん、コメントありがとうございます。

      以前に比べれば、かなり増えてきました。
      他のデータはもう少しお待ち下さい。