ナッツは大腸がんの再発と死亡率を大幅に低下させる

みなさんはナッツを食べていますか?今回、ナッツが大腸(結腸)がんの再発率と死亡率を大幅に低下させたという研究が発表されました。死亡率は半分以下です。しかも週に57g以上のナッツです。ほぼ毎日ひとつかみ食べている私は軽くクリアです。ただし、ピーナッツは含みません。ピーナッツはナッツではありませんから。

明日からナッツ習慣を!

ナッツ摂取でガンの再発と死亡率が大きく低下、米研究

5/18(木) Yahooニュースより

[シカゴ 17日 ロイター] – 米国の研究チームが、週に57グラム以上のナッツを食べた結腸ガン経験者の再発率とガンによる死亡率が、食べなかった人よりはるかに低いとの研究結果を発表した。この量は、アーモンドなら48粒、カシューナッツなら36粒の量となる。

研究は、ボストンのダナ・ハーバー・ガン研究所の博士らが実施。ステージ3(リンパ節まで拡散した段階)の結腸ガン患者826人に食事に関する質問に答えてもらった。全員が手術と化学療法を受けていたという。

その結果、回答者の19%が週に57グラム以上のナッツを食べており、その全員が、食べていなかった人に比べて再発率が42%、死亡率は57%低かった。ナッツには、マメ科のピーナツとピーナツバターは含まれない。

今回の研究は、ナッツの摂取が、ガン再発やがん死亡につながるとされる肥満や糖尿病の予防になることがすでに分かっているのを踏まえて行われた。同研究所は、ほかのステージのガンについてもナッツ摂取が好ましい影響をもたらすかどうかさらに研究する必要があるとしている。

6 thoughts on “ナッツは大腸がんの再発と死亡率を大幅に低下させる

  1. 30代男性で糖質制限10週目の者です。
    いつも記事を興味深く拝見しております。

    先週から毎朝クルミを一掴み分食べ始めたのですが、以降便秘気味になり濃い褐色の便になってしまいました。これは不溶性食物繊維の取りすぎが原因、という解釈でよろしいでしょうか。
    今後はクルミの摂取量を減らして、水溶性食物繊維を補う意味で甘らっきょうを5粒を限度に摂取しようと考えております。大丈夫でしょうか。

    お忙しい中恐縮ですがお返事いただけると助かります。よろしくお願い致します。

    1. shmdさん、コメントありがとうございます。
      便秘は一時的になる方がときどきいますが、通常はしばらくすると改善します。
      水分不足はありませんか?マグネシウムも大切です。

      クルミ一掴みで不溶性食物繊維の取りすぎになるとは思えません。他に何を食べているかがわからないので、
      何とも言えませんが、通常糖質制限で食べる野菜にはもっと不溶性食物繊維が含まれています。クルミが原因ではないでしょう。
      ナッツについては私は数種類のナッツを一掴み食べることの方が良いと思ています。それぞれのナッツに含まれるものが異なりますから。

      また、私は甘らっきょうというのは知りません。普通のらっきょうとは違うのでしょうか?もちろんらっきょうは水溶性食物繊維が豊富なので
      良いと思います。しかし、「甘」とついていると糖質量はどうなのでしょうか?糖質が多いので「5粒」なのでしょうか?
      ちょっと私にはわかりません。
      昆布以外の海藻類でも良いかもしれないですね。お好みでどうぞ。

      ナッツのところでも書きましたが、私はいろいろな種類の食品が大切だと考えています。クルミとか甘らっきょうとか決めるのではなく、
      たくさんの種類のものを食べることが、腸内細菌にとっても良いと思います。食の多様性が腸内細菌の多様性につながります。

      糖質量を上回らなければ、いろいろ食べてください。

      1. 早速の丁寧なお返事、誠にありがとうございます。
        最近食べたものはざっとこんな感じになります。

        朝:ヨーグルト50~100g クルミ一掴み 6pチーズ2個 アーモンド効果(グリコ)200ml
        昼:キャベツ千切り8分の1 ツナ缶1個 卵1~2個 刺身(主にカツオ) ひきわり納豆1パック オクラ3本 麦茶200ml
        間食:アイスコーヒー200ml(フレッシュ入り、ガムシロップなし) 焼き鳥のもも塩1~2本
        夜:レタス4分の1 トマト半分~1個 わかめの味噌汁お椀1杯 魚や肉(ここは毎日変わります ハンバーグやトンテキ、煮魚焼き魚など。肉は豚が多いです) 麦茶200ml
        ※飲み物は他にいろはす(500ml)を最低1本は空にします

        甘らっきょうですが、普通のらっきょうより甘めに食べやすく作られているようで辛いらっきょうよりも100gあたり2~3gほど糖質が多いようです。
        5粒というのは食べ過ぎると胃に負担をかけると聞いたので5粒を限度にしました。

        改めて自分の1日の食事を見てみると、夜以外は毎日ほぼ変わらないものを食べていることに気づきました。先生のおっしゃるように、1日の糖質量を超えない範囲でいろいろな食品を食べるようにしたいと思います。

        ちなみに、糖質制限10週目で63kgあった体重が現在55kg(10年前の体重)まで下がりました。お腹周りもベルト3穴分細くなり、日中の眠気もほぼなくなって良い感じです。今後も糖質制限を続けていくつもりです。

        1. shmdさん、体重減少、日中の眠気減少良かったですね。
          朝昼が同じようなメニューでも、夜食の多様性があれば問題ないと思います。
          私も朝昼はほぼ同じメニューです。
          朝のアーモンド効果はちょっと糖質が多いことや、飲み物で糖質を摂ると、
          血糖値が上がりやすいので気をつけた方が良いと思います。
          それ以外は非常に良い食事だと思います。

          1. 1日の食事の内容もチェックしていただき、ありがとうございます。
            飲み物で糖質を摂ると血糖値が上がりやすいというのは初耳でした。
            気をつけます。

            別記事のことで恐縮ですが、この度はご出版おめでとうございます。
            早速予約注文しました。
            糖質制限関連の本を読むのは初めてなので楽しみです。

          2. shmdさん、拙著のご予約ありがとうございます。
            液体は吸収が良いため、血糖値の急上昇を招く可能性があります。

Dr.Shimizu へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です