世の中には面白いことを調べている人がいるもんですね。
シーフードの摂取量と殺人の発生率に関係があるようです。世界のいろいろな国のシーフードの摂取量と殺人の発生率を見ると、相関関係が見出されたようです。本当でしょうか?
(クリックで拡大、図は
Seafood consumption and homicide mortality. A cross-national ecological analysis.
World Rev Nutr Diet. 2001;88:41-6 より)
縦軸が10万人当たりの殺人の発生率、横軸がシーフードの消費量です。
一番低いのはわが国日本で10万人あたり1.8人、最も多い国がブルガリアで10万人当たり10.3人と10倍近い違いです。これにはオメガ3が関連していると考えられています。オメガ3は脳にとって非常に重要な栄養素です。オメガ3の摂取量が多いほど、攻撃性が減り、自殺率なども低下するようです。
私はほぼ毎日魚を摂っていますが、果たして攻撃性が減っているのか?アグレッシブにはなっていますが…
最近の日本でも魚の消費量はどんどん低下しています。
(図は水産庁のホームページより)
日本もだんだんと物騒な世の中になってきましたが、魚の消費量減少と何か関係があるのでしょうか?