日本という国はつくづく国民を大事にしていないんだな…

日本の政府も官僚も、そして企業も、つくづく日本国民を大事にしていないと感じる今日この頃です。

最近、続けざまに以前より気になっていたラクトパミン(成長促進剤)についての記事や研究を目にしたので、記事にしたいと思います。

ラクトパミンは牛や豚を育てるときに餌に混ぜて使われる成長促進剤で、これは発ガン性だけではなく、人間に直接に中毒症状を起こすものと言われています。もちろん日本では使われていないはずです。そしてEUだけでなく、中国やロシアでさえも、このラクトパミンを使った肉の輸入を禁止しています。まあ、中国やロシアは政治的な様々な理由があるのでしょうが。

まずは、人間の細胞とネズミさんの研究で(論文はここ)、法定残留用量のラクトパミンであっても、血管の内皮機能不全を誘発し、酸化LDLを増加させ、マクロファージ泡沫細胞形成を促進することにより、アテローム性動脈硬化を促進するという結論です。この残留したラクトパミンの人間にとって長期的な影響はまだわかっていません。

次は元農林水産省の官僚で、東京大学大学院鈴木宣弘教授の記事です。(記事はここより)

誰もいわない「不都合な真実」。気を付けて、その“肉”を食べたら癌になる! 政治家と役人に見捨てられた国、日本

9/8(木) 18:27 ヤフーニュースより

スーパーの「輸入牛肉」は安心できない

日本人の「食」は、『国』によって蝕まれている

日本用の輸入肉の規制は「ザル」。世界的に敬遠されている食べ物が入ってきている

世界的に拒否されている「発ガン性の物質」を、日本では知らされていない現実

「日本の米」を排除することで、食を支配しようとしている

今、新たな「食の占領政策」が進行しつつある。安全性も分かっていないゲノム編集トマト

「危ない食品」から身を守るために

国が守ってくれないのなら、自分の身を守れるだけの「知識」を持つ必要がある

上の記事の成長ホルモンは肥育ホルモンと言われているものです。

河野太郎衆議院議員(現在デジタル大臣でしたっけ?)は公式サイトで、以前、「アメリカやオーストラリアは肥育ホルモン剤を肉用牛に使っているが、日本に輸入される牛肉については水際でその残留についてモニタリング検査されている。残留基準を超えたものは1件もない。」と安全性を強調していました。しかし、上の記事で分かるように、日本検査は「ザル」で、農水省の担当者も認めているとされています。

かなり以前のデータになりますが、ファストフード店のハンバーガー中には大量のホルモンが残留しているというデータもあるようです。(ここ参照)

実は私も上の記事の記者と同様に、オージービーフはマシだと思っていました。しかし、これを読むと輸入牛肉はダメかな、と思ってしまいます。どこまでの残留量が問題なのかはわかりませんが、世界の国々が日本の検査の「ザル」を認識していて、日本用に肥育ホルモンや成長促進剤を使っている、しかも農水省も知っているということが非常に問題です。新型コロナのデータでもウソを言っていたように、政府も官僚も国民を騙すことに慣れっこになっていて、罪悪感も感じないのでしょう。しかも、日本人は自分で考えたり、感じたりしないように教育されてきており、何回騙されても気づきません。お人好しなのか、〇〇なのか?

今回の新型コロナウイルスワクチンと同様に、食品においても日本人はネズミ扱いです。日本は「売れないワクチンや薬、食材の在庫処分場」「安全が確かめられていないワクチンでも買ってくれる国」「危ない食料の最終処分場」です。国は国民を守る気がないとしか思えません。

でも、調べてみると、肉に含まれるこの残留ホルモンについて疑問がわいてきます。それについては次回以降で。

4 thoughts on “日本という国はつくづく国民を大事にしていないんだな…

  1. 忖度は国民性かもしれませんが、政治家は大企業や団体、海外以上に一般国民への忖度を最優先にしていただきたい、と希望します。

  2. 輸入肉について

    牛肉なら
    アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ウルグアイ

    豚肉なら
    スペイン、ハンガリー

    鶏肉なら
    タイ
    産地のものを見かけます。
    これらの産地全て、日本向けのものについては、成長ホルモン剤が使われていると考えた方がよろしいでしょうか?

    1. appleさん、コメントありがとうございます。

      日本の国の検査が「ザル」である以上、我々には正しいデータが届きません。
      だから知りようがありません。
      EUは一応禁止しているので、大丈夫ではないかと思いますが。

  3. ありがとうございます。
    究極的には、自分で飼料を作り、家畜を育てて食べる以外には、安全な食は難しいのでしょうね。

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