副作用のない薬はありません。しかし、時間的な制約もあり、医師も全ての副作用について詳細に話している時間はありません。また、全ての副作用を把握もできているわけでもありません。 どこまで副作用を説明すべきか、迷うこともしばし
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アセトアミノフェンは一部のがんのリスクを増加させる その3 多発性骨髄腫
「その1」「その2」では、アセトアミノフェンが白血病と悪性リンパ腫のリスク増加と関連があることを書きました。今回はもう一つの血液系のがんである、多発性骨髄腫です。 多発性骨髄腫患者117人と、年齢および居住地をマッチさせ
アセトアミノフェンは一部のがんのリスクを増加させる その2 悪性リンパ腫
「その1」では、アセトアミノフェンと白血病との関連を書きました。それでは、同じ血液系のがんである悪性リンパ腫はどうでしょうか? まずはホジキンリンパ腫についてです。ホジキンリンパ腫の症例565人と対照群679を対象にして
アセトアミノフェンは一部のがんのリスクを増加させる その1 白血病
アセトアミノフェンは安全だ!という専門家もいるかもしれませんが、副作用のない薬はありません。その副作用が命に係わるのであれば非常に注意が必要です。 今回の研究ではアセトアミノフェンと血液のがんである白血病の関連を分析して
乳がん患者のホットフラッシュを軽減するためのマグネシウム
乳がん患者は、その後のホルモン療法により、比較的高頻度に不快なホットフラッシュ(ほてり)を感じます。漢方薬などが処方されることが多いですが、もしかしたら、もっと効果のあるものがあるかもしれません。それはマグネシウムです。
脂肪肝では肝臓がんを発症リスクが4.7倍高い
脂肪肝って多くの人は、ちょっと太っちゃったから、肝臓にも脂肪がついちゃった、くらいにしか思っていないでしょう。脂肪肝を指摘されると、多くの人は恥ずかしそうに苦笑します。 でも、脂肪肝は馬鹿にはできません。 今回の研究では
あけましておめでとうございます 糖尿病とがんリスク
あけましておめでとうございます。 あっという間にお正月も過ぎてしまいました。それにしても青山学院は今年も強かったですね。往路では、最初は中央大がこのまま行くのかな?と思いましたが、最後は見事逆転。復路でも安定した走りで、
欧州肥満学会が凄い進歩 ケトン食やインターミッテントファスティングを推奨?
欧州肥満学会(EASO)はこの度、過体重または肥満およびがん患者の管理のための医療栄養療法に関する意見表明を出しました。その中身を見てみましょう。 「Obesity, a chronic and multifactori
ケトン食がインスリン様成長因子 (IGF)-1 に与える影響
IGF-1は細胞の成長と増殖の強力な調節因子であり、血中のレベルの上昇は前立腺がん、乳がん、大腸がんなどのリスク増加に関連しています。血中IGF-1レベルは 10 代後半にピークに達し、加齢とともに低下します。 IGF-
「糖質制限ダイエットは絶対やってはいけない3つの理由」って本当? その2 糖質制限は不健康になるのか?
「その1」の続きです。 今回は糖質制限を行うと不健康になるのか?を見ていきます。その1と同様のネットの記事からのものです。(記事はここ) その1で示した図から、この記事では「炭水化物の摂取量は多すぎても少なすぎても不健康