先ほど、ブログを読んでいる方からコメントをいただきました。腹が立つやら、残念な気持ちになるやら、こんな記事を書いた人は、企業の「思いやり」「英断」なんて言っています。ただの企業戦略であり、本当の健康など全く考えていない、最悪の「戦略」です。どうせなら「水」を提供すれば良いのです。そして、汗を大量にかいているなら、休み時間に梅干しや塩気の多いものを食べれば十分です。塩を舐めても良いです。せめてOS-1でしょ!
ナトリウムを少し含んでいることがそんなに良いことではなく、大量の汗をかいて、汗からナトリウムが大量に出てしまうときには、ポカリのナトリウムなんて何の役にも立ちません。
なぜ、糖質が必要なのでしょうか?工事現場で働く人の血糖値が何度もスパイクしているのが目に浮かんでしまい、かわいそうな気持ちになってしまいます。この夏で歯もボロボロでしょう。ここで働いている人がどんどん不健康になってしまいます。どうせ、50円でも利益があるような製品です。「思いやり」と見せかけているだけです。
炎天下の中「ポカリ50円」の自販機 工事現場への思いやりが話題に 「熱中症対策自動販売機」設置の英断
8/10(木) withnewsより
夏本番。建設現場で働く作業員にとって、熱中症対策は不可欠です。そんな中、ある建設現場の自動販売機の写真がツイッターで話題となっています。「熱中症対策自動販売機」と題したその自販機では、ポカリスエットをなんと50円で販売。作業員からも「助かる」と評判の取り組み、事業主として設置した大和ハウス工業によると、炎天下で働く作業員をサポートしようと、今夏から関東の約20現場に配置。現場事務所の所長は「口頭で注意喚起するよりも効果がある」と手応えを感じています。
「真夏の建築現場の自販機はみんなこうであるべき!!」
この文章ともに投稿された自販機には、ポカリスエットと同じ種類の「ポカリスエット イオンウォーター」が500mlと250ml合わせてずらり30本。そのどれもが50円です。
「労働災害予防の正しい金の使い方w」「本当に真夏の現場仕事の自販機はこうあって欲しい」などのコメントが寄せられ、約1万5千リツイートがされています。
この50円自販機が設置されているのは、多摩川を挟んで羽田空港に面している川崎市のホテル建設現場。約100人の作業員が詰める事務所前にあります。ほかの自販機には別の商品もありますが、90円で売られているオロナミンCより40円安く、やはり破格です。
事務所を訪れた9日は、横浜の最高気温が35.1度。昼前でしたが、立っているだけで汗が噴き出す気温で、500mlはすべて売り切れていました。休憩のために戻ってきた作業員の男性に話を聞くと、「他の現場では見たことがない。すごい助かる」「すべて500mlで売って欲しい」。最初の休憩がある午前10時には売り切れ、1日に1~2回は補充が必要なほどの人気ぶりだということです。
事務所の所長で、大和ハウス工業東京本店建築事業部の権藤繁雄さんによると、夏の現場は熱中症の危険性が高いことから「作業員が効果的に水分補給ができるようにサポートしたい」と建築事業部独自の取り組みで設置を決めたとのこと。差額分は熱中症対策の費用として会社が負担しているそうです。「水を飲むよう口頭で注意喚起をすることも大切ですが、低価格の商品があれば実際に飲んでもらえる。やってよかったです」と話しています。
自販機を手がける大塚ウエルネスベンディングによると、「熱中症対策自販機」とするには、一定量のナトリウムを含んでなければいけないので、水やお茶は販売できないそうですが、建設現場などへの導入が増えてきているといいます。「自販機だと冷やす手間がかからない。熱中症への企業の意識が高まり、作業員への福利厚生という点から注目されている」と話しています。