砂糖小さじ16杯分も食べることはできないのに、なぜ小さじ16杯分の砂糖を飲み物で摂取するのでしょうか?

日本の食品の製品にも栄養成分の表示がされています。しかし、それを見て購入を決めている人は一部かもしれません。カロリーはわかりやすく表示されたとしても、糖質は数字だけです。

しかも栄養成分表示は通常裏側です。表側に強い警告表示を示せば、それを購入するかどうかの決定に大きな影響を与える可能性があります。。メキシコで⾏われた研究では、14〜17歳の⻘少年の38.7%が警告表⽰の導⼊後に不健康な⾷品の購⼊を減らしたと報告しており、最も購⼊量の減少が⼤きかったのは加糖飲料で41.0〜49.9%でした。(ここ参照)

糖質という大きなくくりではありませんが、添加した砂糖の表示の効果を調べた研究があります。

1グループあたり4~8人の若年成人(18~24歳、合計 105人)からなるフォーカスグループを16回実施した。4つのテーマで評価をしていますが、それは省略するとして、砂糖入り飲料に含まれる砂糖のティースプーン数を伝えるラベル(テキストまたはピクトグラムによる)が最も影響力があり、自己免除に抵抗し、消費を減らす可能性が最も高いと認識され、ピクトグラムのラベルに対する反応が強化されました。健康への影響、運動相当量、カロリー/キロジュール情報、または一般的な「糖分が多い」警告を示すラベルは、消費者に効果が低いと認識されました。

では、効果があったのは、どんな警告表示でしょう。(図は原文より)

このティースプーンの表示を見た反応は

「砂糖をティースプーン16杯分もそのまま⾷べることはできないのに、なぜティースプーン16杯分の砂糖を飲み物で飲む必要があるの?」

「砂糖ティースプーン16杯分のってのは、『ああ、うん、わかった、確かに多いね』って感じだよね。」

「うわぁ。気持ち悪い。タバコの箱みたい。まるで、恐ろしいことをしそうな感じ。」

「想像してみると、すぐに『いや、それは気持ち悪い』って思うんです。」

「もし今、砂糖ティースプーン16杯分の紅茶が体内に取り込まれようとしているとしたら、間違いなく飲むのをやめるでしょうね。それなら、代わりに⽔筒を⼿に取ればいいのに、って思います。」

「飲み終わって⾞の中に空になったボトルがあっても、それを⾒て『⼀体何のためにティースプーン16杯も使ったんだろう?』って考えるようになるだろうね。」

という当たり前の反応が返ってきます。

15~17歳のグループで行っても、同様の反応です。

「もし、私がそれを見たら、砂糖がティースプーン16杯分入った飲み物なんて、置いちゃうわ」

「その表示があれば飲み物を買うのをやめるでしょうね」

など、当然多くの人が考えてしまうでしょう。

企業側はできる限り砂糖および砂糖の量を知られたくありません。子供たちにも、このような毒の入った飲み物を食べ物も平気で売り付けます。子供自身でもお金さえあれば、自由に買えます。

日本でも、糖質や砂糖の警告表示を、このようなわかりやすい方法で導入すべきです。ティースプーンでも角砂糖でも構いません。製品の表面の一番目立つ場所に表示すれば、このような毒入りの飲食物を手にする機会は激減するでしょう。ドリンクだけでなく、スイーツなども表示が必要です。あまりにも甘いものが氾濫しすぎています。糖質も酷い量です。

お米の表示もこんな感じはどうでしょう?

 

(砂糖小さじ1杯は5gとしています)

糖尿病、肥満の治療法は決してGLP-1受容体作動薬を使用することではありません。身体が対応できないほどの糖質をやめることです。

糖質依存から抜ける方法は、糖質に近づかないことです。

「“You can’t just eat 16 teaspoons of sugar so why would you drink 16 teaspoons’ worth of sugar?”: a qualitative study of young adults’ reactions to sugary drink warning labels」

「「砂糖をティースプーン16杯分も食べることはできないのに、なぜティースプーン16杯分の砂糖を飲み物で摂取するのでしょうか?」:若年成人の砂糖入り飲料の警告表示に対する反応に関する定性調査」(原文はここ

「“If I saw that, a drink with 16 teaspoons of sugar, I’d put it down”: qualitative insights into Australian adolescents’ reactions to front-of-pack label options for sugar-sweetened beverages」

「「砂糖がティースプーン16杯も入った飲み物を見たら、飲まないよ」:オーストラリアの青少年が砂糖入り飲料のパッケージ前面表示オプションにどう反応するかについての定性的な考察」(原文はここ

One thought on “砂糖小さじ16杯分も食べることはできないのに、なぜ小さじ16杯分の砂糖を飲み物で摂取するのでしょうか?

鈴木武彦 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です