糖質制限をすると風邪をひきにくくなることを実感する人が多いでしょう。インフルエンザにも感染しにくくなったのではないでしょうか?
哺乳類の培養細胞を用いた実験ではありますが、なぜ糖質制限でインフルエンザに感染しにくくなるかの理由と考えられることがわかります。
インフルエンザのA型ウイルスは人間の体内に侵入すると、細胞の表面にくっ付き、エンドサイトーシスというメカニズムで細胞内に侵入します。膜融合によってウイルスゲノムの細胞質への放出し、そのゲノムの転写や複製をして、新しいウイルスとして放出します。
(上の図は微生物化学研究所のホームページより)
ウイルスは侵入した人間の細胞内のタンパク質に依存して、このような反応を起こします。その際ウイルスはV-ATPアーゼという仕組みにより、細胞内を酸性に維持するようです。
そして、V-ATPアーゼはグルコースによって促進されるようです。またV-ATPアーゼの活性を維持するために十分なATPレベルが必要です。そのATPを解糖系から得ているようです。つまり、グルコースレベルの低下または解糖の阻害は、V-ATPアーゼの分解を促進し、酸性化を低下させ、したがってインフルエンザの活性を阻害し、そして最終的にはインフルエンザウイルス複製を阻害すると考えられるのです。
グルコースレベルを低下させる、つまり糖質制限で血糖値を下げることによりV-ATPアーゼの活性を抑制でき、インフルエンザウイルスへの感染を減らすことが容易にできることが示唆されているのです。糖質過剰摂取ではインフルエンザウイルスにエサをあげているようなものです。がんと同じですね。
我々は、インフルエンザウイルスに対抗する術をすでに体の中に持っています。糖質制限をするだけでそれを発動することが可能かもしれません。しかし、それを使うか、使わずに効果が微妙なワクチンや副作用の可能性がある薬に頼るかは自由です。
あなたはどちらを選びますか?
「Glycolytic control of vacuolar-type ATPase activity: a mechanism to regulate influenza viral infection」
「液胞型ATPアーゼ活性の解糖制御:インフルエンザウイルス感染を制御するためのメカニズム」(原文はここ)
私は予防接種を受けず、糖質制限を約6ヵ月継続していますが、風邪やインフルエンザは以前と比べかからなくなりました。先日インフルエンザ患者で混雑している病院の待合室でだいぶ待たされた事があって、マスクもしていなかったのでこれはやばいかなと思っても全然平気でした。体はちゃんと抵抗しているようです。糖質制限をしてからはダルさを感じない、常に気力が充実しているので風邪などはひく気がしないですね。だから、薬に頼る必要性がだいぶ少なくなりました。
ゆでたまごさん、コメントありがとうございます。
本当に風邪ひきにくくなりますよね。もちろんひかないわけではないけれど、圧倒的に少なくなりました。
本来の人間の免疫力は素晴らしいものだと思います。そうでなければ、人類は消滅していたでしょう。
スーパー糖質制限食実行後、蓄膿症が寛解、生まれて初めて鼻呼吸できるようになりました。5才で扁桃腺摘除手術を受けても25才でエビ食って異種タンパク質アレルギーで扁桃腺肥大で死にかかりました。パッチテストで食ってはいけない魚介類があまりに多く、その後食べませんでした。なたまめ茶は、40才過ぎに知り、継続してますが、鼻詰まりは軽くなっただけでした。48才で豆乳飲んで、アレルギー起こしました。扁桃腺肥大は無かったですが、顔じゅう腫れ上がりました。25才のパッチテストでは大豆OKだったので、悪化したことになります。49才で両眼性複視発症し、スーパー糖質制限食実行、1週間しないで「両眼性複視」」「アルツハイマー型認知症中期」「末端神経しびれ」「鼻詰まり」が全部完治しました。それ以降、花粉症も完治、インフルエンザ罹病無しです。サバ → カニ → エビ の順に食べて、全くアレルギー反応はノドだけでなく、顔にも手にもどこにも出ません。
◎糖質はインフルエンザウィルスや異種タンパク質アレルギーのエサ
は身を以て、経験しました。
らこさん、コメントありがとうございます。
これほどひどいアレルギーが糖質制限で改善するのは非常に興味深いですね。
人間は進化の過程で摂取してきた食事を守ることが大切なようですね。