完全に世界から取り残された日本のマラソン界。2020年の東京オリンピックに向けてプロジェクトが設立されましたが、その総監督が、瀬古利彦元オリンピック選手です。確かに数々のマラソン大会で優勝し、マラソン通算成績は15戦10勝だそうです。しかし、肝心のオリンピックでは14位と9位です。現在は実業団のチームの総監督ですが、そこでは創部3年目で5位と微妙。しかも、フルマラソンではなく駅伝です。彼は確かに名選手ですが、今は時代が違います。世界で戦える選手を育てられるのか非常に疑問です。しかも、川内選手が台頭してきたときにはかなり批判的で、馬鹿にしたような発言をしていました。そんな瀬古利彦さんが果たして、世界の最先端の練習法を取り入れる、または考えられるのでしょうか?
日本らしいと言えば日本らしい人事です。おそらく日本のマラソン界はまだしばらく低迷するでしょう。残念です。
“世界最強”瀬古利彦氏がマラソン復活導く!20年東京へ強化戦略プロジェクト新設
2016.11.3 デイリースポーツオンラインより
日本陸上競技連盟は2日、都内で20年東京五輪に向けた新たな強化体制を発表した。低迷が深刻なマラソンは、長距離と一括して強化を行う「長距離・マラソン強化戦略プロジェクト」を新設し、リーダーには現在、DeNAの総監督を務める瀬古利彦氏(60)が就任した。“お家芸”復活へ“レジェンドランナー”の手腕に大きな期待がかかる。
リオ五輪で男女とも入賞なしに終わるなど、暗黒期を迎えつつあるマラソン立て直しへ、“レジェンドランナー”に白羽の矢が立った。強化戦略プロジェクトの瀬古氏のリーダー起用について、尾県貢専務理事は「いろんな視点や知識を持っている。若手コーチの信頼も厚い」と説明。かつての“お家芸”復活へのかじ取りを託した。
瀬古氏はロサンゼルス五輪14位、ソウル五輪9位と五輪メダルには縁がなかったが、マラソン通算戦績は15戦10勝と高い勝率を誇り、かつては“世界最強”と呼ばれた名ランナー。13年にDeNAの総監督に就任し、今年1月のニューイヤー駅伝では創部3年目で、チームを5位に導いた実績を持つ。
さらに実業団などとの調整役となるディレクターは河野匡氏(大塚製薬)が担当。従来の強化部長にあたる強化コーチには男子は坂口泰氏(中国電力)、女子は山下佐知子氏(第一生命)が就任した。陸連はこれまで以上に情報戦略にも力を入れる方針で、海外マラソン経験が豊富な市民ランナーの川内優輝(埼玉県庁)らへの協力も求めていくという。かつて瀬古氏は川内をDeNAに誘い、「僕はもう指導者に従う気はないんです!」と拒否された経緯もあるが、因縁の2人の“タッグ”が実現するかにも注目が集まる。