日本という国は本当に国民の健康を守る気があるのであろうか?

「グリホサート」というものをご存じでしょうか?世界で売上ナンバー1の除草剤 「ラウンドアップ」の主成分です。遺伝子組み換え作物を開発したモンサント社が製造をしています。ラウンドアップと遺伝子組み換え作物をセット販売していました。日本は大量のトウモロコシ、大豆など穀物を輸入しており、その半分以上は遺伝子組み換え作物であり、日本のお米の生産量の約2倍の量だそうです。(関連記事はここ

モンサント社の親会社は製薬大手バイエルです。非常に多数の訴訟を抱えており、先日も2200億円の賠償命令がおりております。(その記事はここ

このグリホサートが悪性リンパ腫というがんのひとつである、非ホジキンリンパ腫のリスクを40%以上も高めるという研究が今年出されたのですが、それを受けてヨーロッパなどの各国では使用禁止などの措置をとったにもかかわらず、今日のYahooの記事を読むと、日本はそのような結果を無視して、逆に規制緩和を行っているようです。(記事はここ)(図は原文より)

日本ではこの成分を含んだ除草剤がホームセンターやドラッグストア、100均などでも簡単に手に入ります。

日本という国はどこを向いているのでしょうか?忖度大好きな官僚たちは、トランプさんに忖度し、トランプさんに忖度している安倍総理に忖度し、国民の健康なんて2の次、3の次なのでしょうか?

グリホサートは現在、WHOの外郭団体である国際がん研究機関(IARC)が、「ヒトに対しておそらく発がん性がある」と結論付け、危険度を示す5段階評価で2番目に高い「グループ2A」に分類しています。にもかかわらず、内閣府食品安全委員会は、グリホサートに関し「発がん性、繁殖能に対する影響、催奇形性及び遺伝毒性は認められなかった」との報告を出しています。そして、穀物を中心としてグリホサート残留基準値を引き上げているようです。

糖質制限をしていれば、穀類を摂ることは非常に少ないから、大丈夫と言う話ではありません。まだまだ多くの人が穀類を摂取しています。子供たちも学校など、どこかで必ず穀類を口にするでしょう。

非常に憂慮すべき問題です。予防第一です。

「Exposure to glyphosate-based herbicides and risk for non-Hodgkin lymphoma: A meta-analysis and supporting evidence」

「グリホサート系除草剤への曝露と非ホジキンリンパ腫のリスク:メタアナリシスとそれを裏付ける証拠」(原文はここ

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