先日江部先生のブログのコメントに、ビックリするようなことが載っていました。内容は「市立尼崎高校野球部では白米を1人あたり2.5キロ毎日食べることを強制した」というものです。しかし、何かの力が働いて、Yahooニュースの記事は削除され、ネットにこの内容に関するものはほとんど無くなってしまっています。私が探せたのは唯一朝日新聞デジタルです。(ただし有料記事なので肝心の部分は読めません。)
その朝日新聞の記事にははっきりと、
「部内では少なくともここ数年、「生徒の体を大きくするため」として、大量の白飯を強制的に食べさせる指導が続けられていた。1人1日約2・5キロがノルマとして課され、食べきれずに嘔吐(おうと)してしまう部員もいたという。」
2.5kgと言うとわかりにくいのですが、1合は約150gだと考えれば、約16.7合です。お茶碗40杯くらいです。しかし、炊いたご飯で考えるとすると、1合は330gほどだそうなので、約7.6合でお茶碗に19杯ほどです。いずれにしてもすごい量です。
以前の記事「「食いトレ」という名の虐待、パワハラ」でも書いたように、食いトレを強制するのは虐待でああり、パワハラです。すぐに廃止すべきですし、それを行った指導者は資格を停止すべきです。
これだけのお米を強制的に食べさせられれば、体は大きくはなるかもしれません。脂肪によって。脂肪はトレーニングで筋肉に変化はしません。もちろん、お米以外にも肉などのタンパク質もたくさん摂っているとは思いますが、こんな大量のお米は必要ありません。
「アスレシピ」という管理栄養士たちが書いているサイトには、同じように白米を大量摂取することを、堂々と称賛するような記事を載せています。
「1日2キロの米で「氣」を出す浦和学院、圧倒的食事量で夏制覇だ」
上の記事の中でこんなことが書かれています。
「就寝30分前にどんぶり飯をかき込むなんて、メタボのもとだ!と思う人、多いのではないだろうか。それは運動しない大人の話。平塚学園野球部の寮生たちは、毎晩午後10時過ぎにこれを食べる。しかも夕食とは別に。自主練習後のリカバリーとして400グラム。はかりで計測し、ふりかけやお茶漬けなど、自由にアレンジする。」
「体重をアップするにあたって、食べて寝るのが一番かなという考えです」
つまり、全国各地の学校で、このような食いトレと称した虐待が行われているのです。指導する側は体の大きさだけにとらわれています。栄養士がお米大量摂取を勧めるのだから、この先も変わらないでしょうね。この子供たちの将来は本当に大丈夫なのでしょうか?恐らくこんな変なことをやっているのは日本くらいではないでしょうか?お米崇拝を止めるべきです。
こんにちは。このブログは私も読みました。ビックリですね。
筋肉を大きくするには糖質が必要と考えている人がいるようです。特にボディビル系の人たちではないかと思います。
したがって、スポーツの指導においてもコメをたくさん食べて体を大きくする=筋肉が大きくなると思っているのではないでしょうか。
やっと運動中の水分摂取が常識になったと思ったら糖質過剰摂取は今だに改善されていないのですね。
西村典彦さん、コメントありがとうございます。
水分摂取でさえ、スポーツドリンクをむやみに推奨している人も大勢います。
水分を飲まないよりは良いかもしれませんが、一度信じたことを修正することは非常に難しいですね。
初コメントです。以前よりシミズ先生のブログ拝見しておりました。
一日の糖質量を30g以下に抑えてます。
さて…今回の記事、びっくり仰天、ついコメントしてしまいました。
ご飯2.5kg、茶碗19杯だとして、一杯の糖質量は50~60gでしょうか?
となると、総糖質量は….約1kg!? 40杯だとしたら2kg超!!!
食べきれる生徒もいなかったとは思いますけど、それにしても食後の異常な高血糖、考えるだけでも恐ろしいです…(想像がつきませんが…)
Franciscoさん、コメントありがとうございます。
恐らく炊いた後のご飯だと思うので、約19杯だと思います。それにしても糖質量は800g~1kgくらいはあるでしょうね。
是非、食後血糖値を調べてみたいものです。ただの虐待です。
https://baseball-9.hatenablog.com/entry/why-does-baseball-club-eat-rice
野球部はなぜご飯(特に白米)はたくさん食べるのか?白米の重要性について
こんなブログがありました。
yanosonoさん、情報ありがとうございます。
このような情報はそこら中にあります。医師でも栄養士でも白米が重要だという人がいるくらいですから。