解熱剤が当たり前のように使われ過ぎている
現在の医療では、患者の苦痛をできる限り排除、軽減することが必要と考えられています。もちろん、原則は間違ってはいませんが、それにより疾患が長引いたり、悪化したり、死亡したりしてしまっては本末転倒である場合もあります。 外来
現在の医療では、患者の苦痛をできる限り排除、軽減することが必要と考えられています。もちろん、原則は間違ってはいませんが、それにより疾患が長引いたり、悪化したり、死亡したりしてしまっては本末転倒である場合もあります。 外来
いわゆる難病は、昔は「不治の病」と考えられていましたが、医療の進歩により克服された疾患もあります。ただ、根本的な治療は困難であり、慢性的な経過をたどる疾患が「難病」であるとされています。 その難病の中で「封入体筋炎」とい
連日新型コロナウイルスについてテレビなどで報道がされています。どこどこ大学の感染症の教授たちが入れ替わり解説しています。先日のニュースで、ちょっと気になったことを発言されていた専門の教授がいたので、こんなこと言って大丈夫
2009年にいわゆる新型インフルエンザが流行しました。政府は、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づき、国民の45%に相当する5650万人分の抗インフルエンザ薬を備蓄目標量に設定しています。この薬の購入費だけでも約
以前の記事「インフルエンザと肥満」「インフルエンザと糖尿病」で書いたように、糖尿病や肥満の人ではインフルエンザの重症度が増加する可能性があります。 糖尿病がインフルエンザの重症度を増加させるメカニズムははっきりわかってい
先日アメリカのジェネリック医薬品についてのコメントをいただきました。ありがとうございました。 インド製ジェネリック薬品の恐るべき実態 FROM INDIA WITH LIES News Week 2019年9月5日 (実
様々な痛みにより、鎮痛薬を常用している人もいるかもしれません。しかし、鎮痛薬は決して安全な薬ではありません。というより安全な薬は存在しません。 今回の研究では鎮痛薬の使用と難聴のリスクについてです。鎮痛薬の常用は聴覚の毒
抗うつ薬のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は現在非常に多く使われています。精神科だけでなく、内科でも処方されることもあります。さらに同じような抗うつ薬であるSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害
インフルエンザが猛威を振るっているというニュースが毎日のように出ています。そこで、今年の一番のインフルエンザ関連のニュースはインフルエンザの新しい薬「ゾフルーザ」でしょう。 なんと発売して、瞬く間にシェア1位となり、現在
厚生労働省は2018年8月21日、インフルエンザ治療薬タミフルについて、10代への投与を同日から再び認める通知を出しました。 タミフルは、以前に服用した中学生が自宅マンションから転落死する事故が相次ぎ、2007年から10