新型コロナウイルスが日本でも広がり、マスクの品切れ状態が続いているようです。店頭でマスクを見つければ、何でも良いと思って買っていく人もいるでしょう。実は医療現場でもマスクが品薄状態になりつつあるようです。(関連記事はここ)
そのため、医療従事者のマスクの使用を1日1枚というように制限をしていることろもあると聞きます。医師や看護師がマスクをするのは感染予防ではあると思いますが、多くの医療従事者は正しい使い方を知らず、さらに1日1枚の制限では、外したマスクをポケットにしまったり、机の上に無造作に置いていたりしています。そしてそのマスクを必要な時に無造作に取りまた付けるのです。全く感染防御になっていないのがわかると思います。そして、マスクをしたとしても隙間だらけです。また、ちゃんとそれぞれの顔に合っていて正しくつければかなり効果のあると思われるN95マスクをしている病院はあるのでしょうか?
街の中でも多くのマスクをした人を見かけますが、多くの人はマスクと顔の間に隙間が空いています。小さな子供なのに、子供用のマスクがなかったのか、大人用の大きなマスクをしている子もいます。見た目はかわいらしいですが、意味ありません。では、どのくらいマスクの効果はあるのでしょうか?
あなたがマスクの効果を知りたいのであれば、この本を読んでみてください。
この本によると、ドラッグストアやコンビニで購入したマスクを着用した225人でマスクの漏れ率(外側の粒子がマスクの内側に入ってきてしまう率)を測定したところ、なんと126人では漏れ率100%!全体の平均でも漏れ率86.3%でした。平均でも13.7%しかシャットアウトできなかったのです。半分以上の人は漏れ率100%なので、マスクをしてもしなくても全く同じだったのです。正しいマスクの付け方をすれば、少しマシになるようです。
N95マスクであっても、ちゃんとつけなければ漏れ率は50%を超えることもあるようです。
以前の記事「ウイルスと予防」で書いたように、N95マスクの性能もちゃんと付けなければ全く発揮しません。
詳しくは本をご覧ください。
この本はマスク否定本ではなく、推奨本です。正しい装着法を身につければ、多少漏れ率は下がるようです。せっかくマスクするんだったら少しは恩恵を受けたいですよね。限定的でも少しでもマスクで安心したい方は、読んでみてはいかがでしょうか?
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