とうとう遺伝子組み換え動物が食卓に並ぶのか?

遺伝子組み換え動物はもういろいろ作られていますが、FDAが遺伝子組み換えサケを食用として認可してしまったのです。

遺伝子組み換えの農作物でさえいろいろな問題点が指摘されているのに、動物まで認可してしまったのははっきり言って怖いことです。外界と隔離して養殖するとしているけど、近い将来誰かが遺伝子組み換えサケを海に放してしまうと思います。そうしたら、そのサケの遺伝子を受け継ぐサケがどんどん広がって、確実に生態系に悪影響をもたらしてしまいます。また、そのサケを食べる消費者は遺伝子組み換えとわからず食べることにもなります。

遺伝子組み換え食品はがんや様々な病気の原因になりうると言われています。実際にマウスを使った実験の画像はネットにいっぱい出ていますので、興味がある方は探してみてください。

いずれにしても、遺伝子組み換えのものを食べないという選択をしたいのですが、日本は食品の多くをアメリカから輸入しています。日本人が良く食べる大豆もほとんどが輸入です。「遺伝子組み換えでない」と書かれているものはまだいいですが、表示義務がないものもいっぱいあるので、知らないうちに口にしていることが多くなります。トウモロコシもほとんど輸入です。家畜のえさになった場合、当然表示義務はないので、遺伝子組み換え食品をいっぱい食べて育った家畜の肉を食べていることになります。

本当かどうかはわかりませんが、遺伝子組み換え食品生み出している大手のモンサント社のある工場の社員食堂では遺伝子組み換え食品を一切使用しないとしているそうです。

遺伝子組み換え食品だけではなく、添加物も気を付けた方がいいと思いますが、それはまた別の投稿で。

皆さん少なくとも食品を買うときは必ずひっくり返して裏の表示を見て、不可能かもしれませんができる限り安全な食品を買うようにしましょう。

遺伝子操作サケが食卓に=成長速度2倍―米で認可

時事通信 11月20日(金)8時33分配信

 【ワシントン時事】米食品医薬品局(FDA)は19日、遺伝子を組み換えたサケを米国内で食用として認可した。
 通常の2倍のスピードで成魚に育つ。FDAは審査の結果、「食用として安全」と判断した。ただ、健康や生態系への影響を懸念する声は根強く、認可は議論を呼びそうだ。
 米国は大豆やトウモロコシなどの農作物の遺伝子組み換えを認めているが、食用動物で認可したのは初めて。将来的に認可対象が畜産物などに広がる可能性もある。米消費者団体「食品安全センター」はサケの認可停止を求めて提訴する構えだ。
 遺伝子組み換えサケは米企業「アクアバウンティ・テクノロジーズ」(マサチューセッツ州)が開発した。タイセイヨウサケに、ゲンゲというウナギに似た魚などの遺伝子を組み込み、成長を加速させる。FDAは、2010年に諮問委員会が「安全」と答申した後、5年間審査を続け、最終決定した。外界と隔離して養殖することで「米国の環境に重大な影響は及ぼさない」との見解も示した。
 アクア社は認可を受けたサケについて「安全で栄養があり、画期的な食品だ」と強調。ただ、遺伝子組み換え食品は健康や環境への影響を懸念する声が多いほか、倫理面からの批判も目立つ。消費者の不安を踏まえ、FDAは19日、農作物やサケについて「遺伝子組み換えの有無」を表示させる指針を検討すると表明した。日本や欧州連合(EU)、中国などは一定の表示を義務付けている。 

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